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前へならえが懐かしい(ほぼひとりごと(11月21日(水))

(写真は、恵比寿の裏通りで撮った写真。右の店はお受験ショップです)

#マニュアル化 #就活スーツが制服 #お受験ショップ


1974(昭和49)年、就職活動をした時には、就活スーツはありませんでした。さすがにGパンで会社訪問というわけにはいきませんでしたが、ブレザーだったら十分でした。スーツは入社式までに整えるという感じだったように思います。女性も制服のようなスーツではありませんでした。


いつのころからか、就活がマニュアル化し、みんな同じような格好で会社訪問をするようになりました。髪型も整え、女性の場合には、髪をまとめるので、普段の雰囲気とは違った人になってしまいます。顔かたちには
個性はあるはずですが、黒い服ということでは同じです。


没個性はいけないということで、何を着ても良いという会社もあるようですが、一日数件まわる際に、1社だけ、個性的な服装をするのは、面倒なこと、この上ありません。みんなとほぼ同じ、無難な服装で行った方が、少なくとも減点にはならないと考えるのは当たり前です。


石油ショックのあと、採用取り消しが出たのは、われわれの同時代です。その後、買い手市場の際に、マニュアル化が進んだように思います。当時はリクルートが年々力をつけた時代。世の中も、大量生産でマニュアル化の時代、就職活動にも影響が及んだということでしょうか。


個性を生かす人材がとパンフレットに明記してあっても、実際には、会社の行事への参加や、人と同じようにふるまうことが良いと指導され、異分子には、決して過ごしやすい環境ではなかったと思います。本音は、護送船団とか、高度成長とか、団体行動優先、没個性だったのでしょう。


今日の写真は、恵比寿の街角で撮ったものです。小学校受験の際の父兄と子供のファッションや、バッグなどの持ち物を扱う専門店がかすかに映っています。商品ラインアップも充実していますし、場所柄、ニーズも多いから、開店した店だと思います。数年前に気づきました。


学校では、前へならえ、とか、組体操や、マスゲームなど、団体で一緒に取り組むものを教えられました。会社の評価でも、チーム力が重視されます。それでも、行き過ぎない方が良いと思います。いろいろな人が快適に生活できる環境(ダイバーシティ)が一番だと思いませんか。


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