刀鍛冶への弟子入りについて

結論を端的に言うと、「弟子入り希望を受け入れます。」

以前にTwitterで当鍛刀場への入門や修業条件などを書き連ねました。

https://twitter.com/masashige910/status/1193922195732324352?s=21

その入門についての考えを改めたので、変更、加筆修正をします。

[入門 弟子入りについて]
ここ将成鍛刀場への入門について、前向きに希望者を受け入れます。
性別も問いません。
年齢は修業期間や習得スピードを考慮すると、若い方が圧倒的に有利です。

入門希望者に対しては綿密な面談と、その後最長5日間の実際の修業と同じ内容の実地研修を行なったうえで、入門の可否を判断いたします。

[入門後 修業条件について]
市内のアパートなど契約の上で、住居から当鍛刀場へ通いでの修業となります。
8:30〜18:30までの修業*です。
弟子本人の修業という名の自発的な学びに対して当鍛刀場は機会を提供するだけであり、雇用ではありませんので基本的に無給です。
土日休日は基本的に休みとしますが、当鍛刀場のスケジュールによっては不確定です。
朝晩の食事、作業着などは自身で用意してください。
かかる生活の費用に関しては、預貯金、実家等の援助などで賄ってください。

[修業期間]
当鍛刀場では10年間を基本とします。
5年目以降、実力が伴えば文化庁監修の「美術刀剣刀匠技術保存研修会」(事実上の実技試験)に参加、修了し、作刀の資格(製作承認)を取得するようにしてもらいます。

その後も一人前と認められる技量、その他が備わるまで修業を続けてもらいます。
その間、当鍛刀場の利益に寄与するだけの働きに対しては対価を払うつもりで環境を整えていくつもりです。

本来であれば、私が経験した「住み込み」という修業環境を用意してあげたいのですが、住居の問題もあり、心苦しくも「通い」になってしまいます。
非常に大変な苦労も伴う修業、そして独立後の自活は容易ではないのが事実です。
しかし、それでも「日本刀を作りたい!」という方に知ってもらえると嬉しいですし、門を叩いてくれる方がいたら更に嬉しいです。

入門に関しての問い合わせは「工藤将成」「将成鍛刀場」の各SNSのダイレクトメッセージなどでお願いします。

*就業という言葉の選択が多くの誤解を生んだようでしたので、修業としました。

参考までにこれらをよくお読みください。

全日本刀匠会の「刀鍛冶になりたい方へ」
https://www.tousyoukai.jp/want/

真鍋純平鍛刀場「刀鍛冶入門」参照
http://www.eonet.ne.jp/~sumihira/00home/home.html

私の入門に至る経緯の詳細は、この後何回かに分けて書き記したいと思います。

2023年 5月 修正

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