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祭りの後の静けさ

電車の電子表示が横に流れていくのを、ただ茫然と眺めていた。

暗いと言うか、モヤのかかったような、なんともいえない気持ちの渦に飲み込まれていく感覚が、祭囃子の音に慣れていた耳に妙に纏わりつく。

最寄駅まではあと8駅。
いつもならすぐに着くはずなのに、今日は何故かすごく長く感じる。

出所のわからない消失感を何度も噛みながら窓にもたれかかって外を見た。

「私は、どこへ行きたかったんだろう。」

ちょっと小話:
今日1/17は学部内で一番大きなプレゼンの日でした。選考では通っていたものの優秀賞などは獲得できず、少し悔しい思いをしました。

でもこの消失感や劣等感は、創作をする上でもこれからの自分のためにも良い状態になっているとも感じるので悪くはありません。

帰る方向が同じ友達との帰りの電車で、その子が言った「祭りの後の静けさはやっぱり苦手」と言う一言がなぜか気に掛か借りました。

これは、帰りの電車に乗っている間に感じたことを少しずつ少しずつ重ねたような詩です。

ある意味日記のようなものですが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

また、よろしくお願いします。

梔子。

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