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初めて食べた!

タイトルは母の褒め言葉なんですよ。

どんなものを初めて食べた!と感動的に言うか?

世界でも珍しい珍味?
なかなかとれない魚とか?

いやいや、それがサイズ色々の激安椎茸。

笠のところに包丁をいれ、オーブンで焼いただけのもの。
料理と言えるもの?と疑いたくなる笑

私にしたら、珍しいメニューだけど、新鮮なうちに、ちゃっちゃと食べちまおう、そして手抜きで一品増やせる魂胆。

そんな焼き椎茸をほおばり、初めて食べたね!と私に同意を求めてくる。

正直、初めて作ったメニューではないのだが、そんな母は91歳。

ボケの始まり?
まぢで言ってる?

母の初めて食べた!は以前にもあった。

それは母の妹がきた時に、妹が手土産に持ってきたお菓子を初めて食べた!と言ったのである。
その時もとりわけ珍しいものではなかった。
どら焼きみたいなお菓子だったように記憶している。
それを誇張するかのように芝居仕立てに初めて食べた!と言ったのである。

それを聞いた妹は、その数日後に再びそのお菓子を買ってきたのである。

私は母に言った!

91年も生きていて、椎茸の焼いたのを初めて食べたはないだろう、美味しかったのなら、美味しかったでいい!💢呆れた言い方で話した。たかが椎茸でおおげさなんだよ💢
フグチリとか大間のマグロとかならまだしも。
セールの椎茸。
椎茸農家さんには罪はないが、椎茸は美味しかった。
言い方だよ。
言い方。


夫は、料理を作ってくれたお礼を言っても娘に怒られて、生きていくのは辛いねぇと嫌味たっぷりに笑いながらそう言う。

美味しかったら、美味しかったでいいでしょ。
以前には信じた妹がまた買ってきたことがあるんだよ!💢娘の私は何食べさせてるんだ?と疑われるような言い方はほんとウザいわ💢と。


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