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『ゴローさんと海』〜BS-TBS『釣り百景』を視聴して〜

1.ゴローさん、カツオを釣る❗️

カツオとキハダマグロ

どちらが大きいか?

料理の苦手な私は、魚を捌いたことなどもちろんない。

カツオもキハダマグロも、昨日スーパーで刺身になっているのを見たばかり。

うーん、やっぱりマグロの方が多少大きい⁉️

私は如何に無知であったことか😅😅

BS-TBS 毎週木曜日22時放送『釣り百景』

約1時間の釣り番組、かなり釣り上級者向けの番組ではある。

ラグビー中継に例えれば、民法地上波で大畑大介さんの解説で見るのではなく、

J Sportsで、ラグビージャーナリスト村上晃一さん、横浜キヤノンイーグルス沢木敬介監督の解説で見るようなものだ。

画面に現れたのは、『ゴローさん』こと元日本代表五郎丸歩さん。

現在は、所属先ヤマハ発動機ジュビロ改め、静岡ブルーレヴズのクラブリレーションズオフィサー(CRO)として日々お忙しく活動されている。

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この番組出演も、もちろん営業活動の一環ではあるが、ゴローさんにとって釣りは趣味でもある。

画面に映るゴローさんは、まるでプロ釣り師かのように大海の果てを見つめ獲物の行方を追っていた😳😳😳

この番組、同局の看板番組『酒場放浪記』と同じくある種の癒し効果がある。

釣り人の視線で広い海を眺める🎣なんとも心地よい🐟🐠

ゴローさんは終始楽しげに、慣れた手つきで竿をふる。元日本代表の腕力は只者ではない。あっという間にルアーのついた釣り糸は船から遠く離れたポイントに飛んでいく。

ゴローさんのキックのように大きな放物線を描いて、ルアーは海鳥が群れる海面に落ちていく。なんとも美しい🌟🌟

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番組では道具の説明があるが、素人の私には全くわからない。わかったことといえば、釣りにはいくつもの道具があって、

ハマり出すとゴルフ並みにお金がかかりそう💦

ということだ😅

この日の舞台は伊豆諸島沖。前日まで荒れ模様の予報だったらしい。空は青いが波はそこそこ立っている。船酔いもせず笑顔で釣り糸を垂れるゴローさんは実にタフな方だ😳😳😳😳

この時期はトビウオの群れが回遊しているらしい。それを狙う海鳥を探せば、同じくトビウオを探すカツオやキハダマグロに出会える、という寸法だ。

おお、まさに食物連鎖の法則😳😳😳

プロの釣り師さんのアドバイスを受けつつ竿を振るゴローさん。

このテクニックは、専門用語が多すぎて私には半分も分からない。でも、ルアーをトビウオっぽいキラキラ系にする、しかも色は天候に合わせる、という技には納得🤔🤔

当然の事ながら、最初にヒットしたのはプロの方。

ピカピカのカツオ✨✨重さ約3kg✨✨

カツオって切り身でしか知らなかった。

いやいや改めて見ると、大きな目に3本の青いラインが際立つ実に精悍かつスマートな青魚だ✨✨✨

大きいなあ😳😳😳

感心していると、まもなくゴローさんにもカツオがヒット❗️

慣れた手つきでリールを巻いていく。

正直、このレベルの魚になると、女性はもちろん文系男子が釣り上げるのはキツい💦💦

さすが、ゴローさんは鍛えた体で微動だにせずカツオを釣り上げた🌟🌟腕力以前に、脚力がないと、カツオに負けて海に吸い込まれそうだ😱😱

しかし、この日の目的はカツオではない。あくまでキハダマグロだ👊👊👊

なんでカツオじゃダメなの⁉️という私の疑問をよそに、その日は打ち切り、キハダマグロは翌日に持ち越しとなった。

この日に釣ったカツオは、もちろん、地元のお店で様々な形に調理されてゴローさんが美味しくいただいた✨✨

ゴローさんはグルメレポーターの仕事もしたことになる💦💦

とはいえ、見るからに美味しそうなカツオ料理の数々✨✨✨

刺身、タタキ、竜田揚げ、カルパッチョ🌟🌟特に薬味がたくさんのったタタキの美味しそうなこと✨✨鮮紅色に光る赤身が新鮮さを物語る。

『釣ってから数時間のカツオを食べるのは初めてで、、』

そう言いながら料理を口にするゴローさんの表情は満足げだ⭐️⭐️

ゴローさんの釣り歴、幼い頃おじいさんに連れられて釣り糸を垂れた事から始まったらしい。

最大の魅力は『非日常』

何気なく語るゴローさん。思えばW杯2015の歴史的3勝以来、日常でホッとできる瞬間などほとんどなかっただろう。

ゴローさんはチームの枠を超え、今もラグビー界の象徴的存在であり続けているのだから。

茫漠たる大海の中に身を置いて、いつ来るとも知れぬ魚をじっと待つ🐟悠然と時は流れていく。

ゴローさんが釣りを趣味とした理由が番組を通してわかるような気がした。

2.ゴローさん、キハダマグロと戦う❗️

翌日も青空が広がり、海も程々に波打っていた。

海鳥の群れを目印に、ゴローさんを乗せた船は沖に出ていく。

菅原文太系の粋な船長さんが巧みに船を操っている。

プロ釣り師さんとゴローさんは、前日と打って変わって早くもカツオを釣り上げた。

魚の営みは複雑で繊細だ。前日はあれほど姿を見せなかったのに、この日魚達は時折大きく跳ね上がってその姿を見せつける。そして、

黄色がかった巨体が跳ね上がった。

キハダマグロだ‼️‼️ついにその姿を見せ始めた。

大きい‼️😳😳😳😳😳

カツオも大きかった、3キロといえば生まれたての赤ちゃんくらいある。

今度はそういうレベルではない。遠目からでもその迫力が伝わってくる。

その魚影を追ってゴローさんは竿を振る。

まもなく、ルアーに大きな食いつきがあった。竿はこれまでになく大きくしなった。

これはキハダマグロだ😳😳😳😳‼️

ゴローさんとキハダマグロの格闘が始まった

人と魚との格闘といえば、、

ヘミングウェイ『老人と海』

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ゴローさんは老人ではないし、狙う獲物はマカジキではない。

しかし、狙うものと逃げるものとの格闘はまさに真剣勝負❗️

キハダマグロの泳力は尋常ではない。

ゴローさんの腕は筋肉が浮き出ている。必死でリールを巻いていくがすぐに逆回転😳😳😳😳

再びリールを巻くゴローさん、キハダマグロは泳ぐ力を緩めない🐟🐟🐟🐟🐟🐟🐟

足を踏ん張り、腕に力を入れる。渾身の力を込めて竿を握るゴローさん。

その竿は、素人目には折れるかと思うほどしなっていた。

プロ釣り師さんは絶えずアドバイスを送る。

釣りは、魚が食いついてからが腕の見せ所だ。

『船体のスクリューに巻き込まれぬように』

アドバイスを受けたゴローさんは竿を傾けつつ場所を移動する。

キハダマグロも必死だ。猛然とリールの力に逆らう🐟🐟🐟

実際、この格闘はどれほど続いたのだろう。

やがて相手は力尽きてきた。

ゴローさんはこの戦いに勝ったのだ。

最後に、あの文太系船長さんが網で掬い上げてくれた⭐️⭐️⭐️

その重さ、実に20キログラム😳😳😳😳😳

トップ画がまさにその時の映像。

小学校一年生の平均体重にほぼ等しい。

カツオとは比較にならない程の大型魚とは😳😳😳‼️

この歳になるまで知らなかった😅😅

ゴローさんの顔には喜びと安堵の色が見えた。

私も見ていて気持ちよかった。

人と魚の格闘、そこにはなんの嘘も脚色もなく、シンプルな力と知恵の戦いがあった。

番組の最後、当然のこととしてゴローさんは静岡ブルーレヴズの紹介をした。

初のプロラグビーチーム、静岡県のチーム。

ごく短い紹介だったが、ゴローさんのコメントは涼やかでかつ強い熱を帯びていた。どこか清々しいエンディングだった。

キハダマグロが食べたくなった。










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