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〈刺さらなかった〉インチキ?映画『スナッフ』(1976)と『悪趣味洋画劇場』

◆『スナッフ』(1976/米+亜(アルゼンチン)/Snuff)

「濡れ場」の無い三流の欧米ポルノ映画(洋ピン)の最後に、突然映画監督が乱入してきて出演女優の指をハサミで切断して血が噴き出し、そのまま女優の腹を刺し殺害して終わる映画だった記憶。それほどリアルではないけれど
不快にはなる嗜虐的な愚作。一応「本物のスナッフフィルム」という体裁。

予告篇を見ると、チャールズ・マンソンの1969年の事件の影響もあるのか?

↓監督ロベルタ・フィンドレイのフィルモグラフィ。ほとんどポルノ映画。


古本屋で買った『悪趣味洋画劇場』(1994年/洋泉社)に載っていて知った映画。本書は『映画秘宝』創刊(1995年)以前に出た「わざわざ観なくてもいい映画」をやる気(暑苦しさ)無く脱力的に紹介する映画ガイド?本。執筆者は中原昌也、松井修、藤原章、藤木TDC、ダーティ工藤の各氏。無署名の文は編集者の田野辺尚人氏だろう。投げやりな中原氏と田野辺氏の文章が面白い。

↑の内容紹介 ⇒《大量殺人鬼と空手の鬼と性教育。マジメに観れば損をする、バカにするには怖すぎる、忘れたくても忘れられない脳裏に切りこむ三級映画のオンパレード。》 ↓本書の「ブックレビュー」と「目次」の画像

https://aucfree.com/items/k429225673
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悪趣味洋画劇場』への言及ではなく、中原氏の著書『ソドムの映画市』についてですが、菊地成孔氏は《90年代中期に洋泉社がなかったら、相当時間が余っただろうな。と思いますね。》と『CV創刊準備号』に書いている。


★『スナッフ』(1976)に関するリンク集



予告篇(54秒)

年齢制限付き(18禁)の予告篇(2分52秒)


海外の評価

米国Amazonのカスタマーレビュー


VHSビデオのジャケット写真 
※私は中古販売店で買ったビデオで観ました

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DVDのジャケット写真

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