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高齢者にビリヤードを広めたい ビリヤードプロ 町田 直さん

千葉県流山市でビリヤード教室「柏の葉」の代表をされ、高齢者にビリヤードを広めビリヤード人口を増やしたいというビジョンをお持ちの町田さんにお話しを伺ってきました。

町田 直 (まちだただしさん)プロフィール
職業:ビリヤードレッスンプロ
出身地:千葉県流山市
活動地域:千葉県流山市
経歴:学生時代に映画の影響でビリヤードを始める。一時はサラリーマンとなるが自身の環境の変化から再びプロを目指す。
現在は会社経営とビリヤードのレッスンプロの活動を行いビリヤードの普及に尽力している。
座右の銘:有言実行


記者
 町田さん今日はよろしくお願いします。

町田さん(以下町田) 
よろしくお願いします。

町田さんの夢やビジョンをお聞かせください


町田
 高齢者にビリヤードを広めることですね。その層に広まればあとは自分がやらなくても勝手に広まるとは思っています。

記者 なぜ高齢者なのですか?

町田 自分が将来高齢者になった時も含めて、高齢者って結局終活になるんですよ。遺品整理とかではなく、何を最後にして死ぬのっていう事ですよね。結局は高齢化社会になっていくじゃないですか。その中で何人かは孤独死するかもしれないって考えた時に、ビリヤードを皆でできるコミュニティを作りたいって思ったんです。
後は健康にも良いですね。ボケ防止や運動不足解消にもなるので良いんですよ。インナーマッスルとかを使うので。

その夢を叶えるための目標計画を教えてください

町田 今は資金を作る段階ですね。やりたい事としては施設にビリヤード台を置く事と人を派遣する事ですね。
ある程度の賞金の規模の大会を年に何回か開催する。その資金を作ることです。多分何億位かで良いんですよ。
大会を開くに当たって段取りも組まないといけないし、会場費や審査員やスタッフといった人員もいるし、そういうのも自分で経験していますね。なので店舗経営は常に勉強しています。結局集客ですね。

その計画を達成するための実践行動は何をされているんですか?


町田 人脈作りと予約システムを作って売る事です。うちで作ったシステムがあるんですがそれは店舗に出すシステムです。
システムを作るにしてもその店舗が儲からないとシステムも使ってもらえないですよね。店舗の売り上げが上がるようにすれば店舗は潰れない、そうすればうちのシステムを使ってくれるのでうちも潰れないという事。
そのシステムは予約のシステムなんですが、集客が自動でできるシステムで、新規の集客もリピートの集客も自動でできるんです。
本当は人間でもできる作業なんですがそれを人件費を掛けてやるのか、システムにやってもらうかという話なんですよ。人間だと育てる時間もかかるし、辞める可能性だってある。その事を考えるとシステムの方が良いです。

記者 人脈作りの方はどんな事を?

町田 今は交流会に行ったりしています。そこからの紹介とか。そこからアイデアを貰いたいので色んな人との繋がりを作っています。
そこで知り合っった人に、システムを買ってもらえたり、売ってもらえたり、アイデアをくれたりした人もいました。
その人達のアドバイスが今にすごく活きていますね。

実践行動を通した発見や気づきはなんですか?


町田 発見や気づきは(システムを)作ってみてこれは使うでしょうと思っていたものが全然ヒットしなかったり。これいるの?みたいな物があったりとか。
お客さんによって態度が全然違うのでそれも見えてきました。私が望んでいる様なシステムを望んでいる人は意外に少ないなと思いましたね。
それよりも皆が望むのは簡単な物が欲しいと(笑)
使いこなせないと分かんないから簡単なやつの方が良いと言っていますね。私からしてみたらそれじゃ何にもできないよと思えるものなんですけど(笑)
そういうギャップはありました。
どういう手順で持っていったらいいのかというのは見えてきましたね。いきなりゴールを持っていっても相手に伝わらないというのが分かりましたね。

記者 それは実践行動をしていく中で分かった事ですか?

町田 そうですね。話を聞きながら作りこんでいったりプレゼンをした中でですね。
このシステムは徐々に軌道に乗ってきています。
それとこの次に仕掛けようと思う大きいのが控えていて、それが上手くいけば資金の方は大分安定すると思います。

今のレッスンプロをする事になった背景は何ですか?


町田 環境があったという事が大きかったです。家にビリヤード台があったので、自分を見直す時間ができた。そうすることで技術的にメソッドが確率されたのが大きいのと、若い頃に勇み足でプロになりたかったという思いがあったんですがあの時の気持ちが戻ってきて、やり通したいと思えたんです。
結構環境が揃ったんですよ。
家に台を置くのに当然妻の許可をとりました。ダメ元でお願いしてみたら良いよと言ってくれたので、気持ちが変わらない内にやっちゃえと思い台を置くことができました。
でも奥さんは「あの台邪魔なんだけど」って言ってきました(笑)

記者 奥様の後押しも大きそうですね。

町田 はいそうだと思います。妻の許可がなかったら何も始まらなかったですね。

記者 若い頃プロになりたかったとのことですがその際にどんな心の変化があったんですか?

町田 プロに憧れている部分もありながらプロをバカにしている部分もありました。当時のプロですけどね。お金にならないのに一日10時間とかよく練習できるな、理論もないのにと思ってました(笑)
サラリーマンをしていたのも大きかったです。その目線がかなり大きいですね。

当時の業界の風潮に納得いかない部分もあって、これは自分がプロになって証明してやろうという気持ちもありました。

若い頃は何となくできる気がしていました。若い頃はですけどね。
実はこれ以上レッスンを増やそうと思っていなくて。

記者 そうなんですか!?

町田 はい。レッスン一本で食べていきたいならレッスンを増やせばいいだけなんですが、それだと業界が発展しないんです。
業界が発展していったら私が次のコーチになる人達に教える形になっていくと思います。

記者 ビリヤードを広めていく人を育てるという事ですか?

町田 そうです。コーチをコーチしていくという事です。そうじゃないと仕組みができないんですよ。それをしていって業界が発展していくのがビジョンになりますね。

記者 なるほど。町田さんはビリヤード業界の発展のためにすごく長いスパンでのビジョンをお持ちなんですね。今日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

町田 ありがとうございました。

 

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Facebook
https://www.facebook.com/billiards.lesson


編集後記
インタビューをさせていただいた山中です。町田さんはビリヤード業界の発展に熱い思いを掛けていらっしゃいました。それは若い頃に思った反骨心が原動力となっているのだなと感じ、物静かな中にもすごいエネルギーを感じました。
町田さんの今後のご活躍を応援しています。


この記事はリライズニュースマガジン「美しい時代を作る人達」にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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