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出会いは突然に!

私は思う!

私のポッカリ空いた心のように

あのものはいなくなってしまったの!

冷蔵庫は窓の隙間すきまから入り

冷蔵庫へと止まったに対して言った。

私とあのものとの出会いは突然だった!

私は初め突然来た出会いに

単純にムカついていたの。

蛾『冷蔵庫さん、感情的に話をしてくれてる

ところ、水をさすようで悪いんですが!

(あのもの)って誰ですか?』

蛾は冷蔵庫に質問した。

冷蔵庫は、一瞬『そんな事位、察せよ!』

と思うと同時に、

『まぁ、言わなきゃ分からないよね!

悪かった!答えてあげよう!』

交錯こうさくする2つの気持ちを

かかえながら、蛾に対して、

『そうだね!分からないよね!答えるね!』

と言った!

そして、冷蔵庫は ふっぅ〜! っと息を吐き出し

こう語り始めた!

『私と彼の出会いは突然だった!

あれは、そうっ!そうね!

部屋に夕日も入ってなかったから、

夕方も過ぎた頃、そうっ!夜ね!

彼は家の主と共にやって来たの!

この家で、旦那と呼ばれる男は

嫁と呼ばれる女に何かを命令され

冷蔵庫である私の部屋に入ってきた!

その時、旦那と呼ばれる男は

スーパーで買ったと思われる

ビニール袋をたずさえてやってきた!

そして、ビニール袋を床に置いたと思うと

スーパーで買った買い物袋をガサガサと

あさり始めた!

そして、あった!あった!と1人事を言い、

パッケージに入ったあるものを取り出した!

そして、パッケージを裏から破り、

嫁と呼ばれる女に、ねぇ〜!これでいい?

このプリントを貼り付けるの?

そう大きな声でしゃべり、

プリントの端をつかみ、あるものを持って

冷蔵庫である私の前に仁王立ちした。

そして、プリントを持った大きな手のひらで、

ドンっと私をおし、プリントを固定した。

そして、その後にあるものを四隅の端に

押し当てた!

そうっ!あるものとはマグネットの事である。

私には今までマグネットがついた事がないので

マグネットを貼り付けられた時は、

とにかく痛かった!

私は何が起こったのか分からないけど、

とにかく私を引っ張る力が働き、

私の体が吸い込まれてしまうんじゃないか?

という恐怖を感じた!

そんな恐怖を感じている間もなく、

プリントの四隅にあわせて、カチッ!カチッ!

カチッ!カチッ!という音と共に4箇所も

恐怖を感じる部分が出たから、

私はどうして良いか分からないくらい

辛かった!

そして、その吸い付く感じがずっと続いた

次の日の朝、マグネットが

冷蔵庫の私に声をかけたの!

マグネット『ねぇっ!凄いおびえていたみたい

だったけど、大丈夫?』

冷蔵庫『私が大丈夫に見える?

あなたが来たせいで

私はあなたに、凄い吸い込まれそうな

気持ちで、気が気じゃなかったわ!』

マグネット『そっかぁ!

初めて磁力というものを体感すると、

初めての体験でとても怖い!

今までにない体験だから、何が起きてるの?

私、大丈夫?って気持ちでパニックになって

しまってるんじゃないかな?って思って、

そういう時に声をかけても、余計に不安が

増すんじゃないかな?って思って、声を

かけなかったんだけど、今は大丈夫かな?』

冷蔵庫『えっ⁉️何⁉️話す事が出来たけど

私に遠慮して話さなかった!っていうの?

私は怖くて怖くて仕方なかった!っていうのに

そういう時こそ、

声かけて安心させて欲しかったわ!

ヒドイ!もうっ!さいってぃ<(`^´)>』

マグネット『なんか、ごめんなさい🙏

でも、同じ場所にいるもの

同士仲良くしたいな!』

冷蔵庫『まぁ、謝ったし、仕方ないわね!』

そうやって、

マグネットと冷蔵庫は仲良くなりました!

冷蔵庫はマグネットが吸い付く感じが、

磁力という説明を受けても不快でしたが、

冷蔵庫は1つも話相手が

いない中過ごしていたので、

マグネットと同じ目線で

何かを体験できるという事が

楽しくて、しかたありませんでした!

旦那がお酒を飲んで酔っ払って

冷蔵庫にぶつかった時も、

今までの冷蔵庫なら旦那が私にぶつかった!

で終わりだったのに、マグネットがいることで

マグネットが『冷蔵庫!冷蔵庫!

今、旦那の酔っ払い度72%、

100%に達すると、冷蔵庫にぶつかる模様!

注意されたし!』

と言って、それに対して冷蔵庫がマグネットに

『マグネット!マグネット!

ぶつかる前に私を守って!

どうぞ!』

と言って、マグネットが冷蔵庫に

『それは無理でし!どうぞ!』

みたいな感じで、日常の当たり前の風景が

マグネットと話をしている事によって

楽しく、ワクワクするけどなんか心が落ち着く

そんな日常になっていったの。

朝日が冷蔵庫に当たった時も、マグネットが

『朝日が当たるとなんかアチィ!』って言って

それに対して冷蔵庫がマグネット!

ちょっと待っていて!

もう少しすると日がかげるから!

そうすると暑くなくなるから!

って言ってみたり、1つだと味わえない体験!

これを冷蔵庫はマグネットと一緒に体験していた!

ただ、世の中変わらないものなんてなく、

冷蔵庫もマグネットと離れる時がきた!

マグネットの磁力が弱くなって、

冷蔵庫にくっ付く力がなくなってきたのです。

冷蔵庫は体感として、

マグネットの磁力が弱くなってるのに気づいていた

けど、それを話すと、

マグネットが消えてしまいそうで怖くて、

マグネットに言えないでいた!

そんな中、マグネットは冷蔵庫にこう言った!

『冷蔵庫さん!

僕は冷蔵庫さんに会えた事、

一緒に色々な事を体験した事がとっても楽しく

嬉しかった!もっと一緒にいたいけど、

磁力が、もう限界みたい!

僕のくっ付く力がもう残ってない!

一緒にいられないのは残念だけど、

一緒に過ごした宝石のような日々はとっても

楽しかった!いつもありがとう😊』

そう、マグネットが冷蔵庫に言うと

カコーン!っていう音と共にマグネットは

床へと落ちていった!

冷蔵庫は、何かわからないけど切なくて

寂しい気持ちでいっぱいになった!

私は、この気持ちをどこにぶつけて良いか

分からない!

そして、何故だろう?

私の心っていうのかな?

そこに大きな穴が空いてしまったように感じる!

私は何も傷ついてないのに!

何だろう?わかんないけど、何だろう?

今までにないとても恐ろしい位の寂しさ!

)

そう蛾に話した!

蛾は私の話をじっと黙って聞いてくれて

3分くらいだろうか、じっと何も言わず

最後に飛び立つ時にこう言った。

『冷蔵庫さん!

誰かに話をすると楽になると思うでヤンス!

あっしが明日も話を聞くでヤンスよ!』

そう言われて、私の心が楽になった気がした。




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