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みんな知らんゼイ!

なんやこれ、、

みんな知らん税

です。。。
いや、知っている人ももちろん多くいるかとは思います。

令和6年1月1日。
能登半島にて大地震が発生しました。

未だ被災地は本当に大変な状況にあるかと思います。
犠牲になった方々に謹んで哀悼の意を表します。

救援物資や募金活動、これからはボランティア活動などもどんどん行われていくかと思います。

自分も少額ではありますが、募金援助させていただきました。
沖縄という地ですので、なかなか出向いて何かをできるかと言いますと、少し難しいかとも思います。
すみません。言い訳ですが、とりあえず今できることをするということで。

皆様何か募金したりアクション起こしましたでしょうか?
それをしたからすごいとか、それをしなかったから悪いとかは一切ないと思います。気持ち的なところが一番大切かと思います。

何もしていないよって方も、実は知らぬ間に「知らん税」での援助をしている?いや、今後していくかもしれませんよ?

今回皆様にお伝えするのは

「復興特別所得税」

なんだそりゃ?
という方も多いのでは?

自分で確定申告したりしている方は知っていることかもしれませんね。
この税金は厳密にいうと東日本大震災後に制定された税金です。

東日本大震災で東北地方が被災し、復興させるために日本国民から納税をしてもらう。というものです。
能登半島地震にこの税金が財源としてあてられることは決まっていませんが、今後は色々な可能性もあるかと思います。途中にも少し記載しています。

ここからが少し難しく感じるかもしれませんが、諦めずに読んでみてくださいね。

実は皆様会社に勤めていると、毎月お給料から所得税を天引きされて、年末調整をして、正確な源泉徴収税額を出して、払いすぎていたら還付金をもらったりするかと思います。

実はこの年末調整の中に
「復興特別所得税率をかける」というのが含まれています。
かけられている?含まれている?

会社は毎月社員から所得税の源泉徴収をして、年末に控除などを含めて正確な所得税を算出しています。その年間の所得税の額が出たら一番最後に「復興特別所得税率」というのが所得税額に102.1%かけられた上で、皆様の「所得税額」というのが最終的に算出されます。
さりげなくかかっているから、意外とみんな知らないかも。

所得額に対して102.1%をかけるのではありません。
所得税額に対して102.1%をかけるということですね。

ちなみに復興特別所得税というのは時限立法というもので、期間限定ではあります。
ただ、期間は長い。

東日本大震災後に制定されて、そこから25年間。2013年から2037年まではずっとこの税金がかかります。
イメージで言いますと、もちろん個人の控除額によりかなり変わってしまいますが、会社員の方。

年収300万円でいうと年間約1000円くらい。
年収500万円でいうと年間約2000円くらい。
年収1000万円でいうと年間約17000円くらい。
年収2000万円でいうと年間76860円くらい。

それくらい実は復興特別所得税を納めています。

もしこれを25年間払い続けると

年収300万円でいうと25000円
年収500万円でいうと50000円
年収1000万円でいうと441000円
年収2000万円でいうと1921500円

計算間違っていたらごめんね。
大体な感じでこんなイメージ。

年収2000万だとすごいですね。。
25年間でこの税だけで192万収めるって、、、。

被災地であり、復興のためにみんな納めているわけです。
日本全体、全国民で復興を支援しよう!
ということですね。

今回の能登半島地震についてはどうなるのでしょうか?

特別復興税率が上がる(増税)のか、はたまた復興税が延長になっていくのか。それとも別枠での財源が今後組まれていくのか。
まだこれからどんどん国会で議論されていくでしょう。

特別復興税も壊れてしまった道路を直したり、、住民の家を建て直す補助金にあてたり、被災した地域の社会であり被災者の方のインフラを整えたりするのが使い方として一番の目的ではありますが、
中にはすげえどうでもいいような復興とは全く無関係なことに使われていたり、ブラックボックス化されて使い道が見えないようになっていることも実は多々あります。こういったのは良くないですよね。ダメです。

今回のnoteは政治に文句言いたいとかではないです。


みんなさりげなく実は納税して支援しているんですよね。
日本の他のエリアを助けたりしているんです。

でも、見えない税金。
知らん税。

あんまり表に見えないようになっている税金です。払っているのに。
日本の被災地であり、被災した方々を支援するために。
支援している実感すら感じれないような税金です。
いや、援助はとても大切だと思うのでいいことだと思います。

自分が何を言いたいかと言いますと

「税については何も知らないのが一番良くないこと」かと思います。

自分は「必要な税金は必要」だと思います。もちろん正しい使い道でね。
税金がないと、国として仕組みを作ったりアクションを起こしたり、社会を成立させることはできません。
ただ、日本はどんどん税率が上がっているので、なんでもかんでもOK!どんどん取ってください!というのはどうなのかな?なにも嬉しくないよね。
絶対に生活キツくなるよね。

事業者であり個人であり会社員であり、みんなそれぞれ税金を理解してコントロールしたり、無駄に払わないように努力するのが今後はとっても大事になってくるかと。

何も知らないと損しかしません。

「税金なんて知らんゼイ!」

と言ってられない時代ですよ。これからは。
自分も会社に勤めている時は何も知りませんでした。難しそうだし、わけわからんし。

「え!?いろんな税金でこんなに取られるの!?え〜↓」

ぐらいな感じ。もうそれ今の世の中、今後の世の中ではダメですよね。
とりあえず、知る。これがまずは大事かと。

そしていろいろな意味で支払う税金ばっか多くならないように対策する。

今回のお話で例として出させてもらいました1つの税金、
「特別復興所得税」いい取り組みだとは思いますよ。もちろん「正しく使われるのであれば」ですが。

会社とかはよくやってるじゃないですか?
税金対策だー
経費使うだー
わざと赤字にするだー

もう会社だけでなく、会社員だったり勤めている人もどんどん対策を入れていかないと今後は税額が全体的に上がっていくのは決まっているので、損しかしないです。基本的に上がったものが下がることってあまりないですから。

ふるさと納税とかiDecoとかも大事だと思います。

が、
場合によっては、賃金設定をもう一度考え直したり、会社員の枠を外してもらったり、いろいろな策を講じたりすることの方が得になることもあるのでは?

雇用する側も、勤める側も、協力的になって対策を講じていくのがベストかと。

大谷だって球団と協力して税金対策やってるじゃん。

色々やり方ってあるはずですよ。
大切なのは知ること。
色々な仕組みを理解すること。
そして対策すること。

節税って言葉がちゃんとありますから。悪いことではないですよ。
そういったことをしていかないと今後は日本で生活していくのがなかなか大変になっていきます。

まずは知ることからね。

「知ってるゼイ」にしましょう☆


Qoolon 高橋

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