見出し画像

身に付けると仕事に役立つ熱順応について②いい汗をかこう!


引き続き熱順応(または熱順化)に関する記事を書きます。例によって値段設定はしますが、全部無料で読める投げ銭方式です。

前回は日焼けをテーマとしましたが、今回は熱順応の為の訓練…いわゆるヒートトレーニングをテーマにします。

汗を掻くことで、身体の不調を招く事や、異臭の原因となったり、手が滑ったり、物をだめにしてしまう、化粧が落ちてしまう、などのトラブルが起きる事もあり、汗をかかない様にしよう…と考えてしまう人もいるかも知れませんが、基本的にはいざ体温が上がってしまった時に倒れ易くなるだけなのでオススメは出来ません。

訓練…と言うと大袈裟な気もしますが、要は『暑い季節がやって来る前に暑さに身体を慣らしておく』と言う話でしか無いので、運動に限った物ではなく、入浴や食事、なんなら暑めの部屋で一定時間過ごす。

と言った方法でも普段より一工夫するだけで効果は見込めます。

ただ、どの方法もやり過ぎはむしろ体調を崩す原因になってしまうので、無理の無い時間や強度の範囲で行うべきですし、下手をすると逆効果になってしまうので注意しましょう。

熱順応の反対、熱中症等の兆候として一番に挙げられるのが『暑さを感じたり運動をしたりしながらも汗をかかない事』なのです。

これは元々、汗をかかない体質の場合も、急に汗が止まった場合でも言える話です。

犬や猫だと肉球以外の部分からの発汗は少なく、他は呼吸器などを使ってしか体内の水分を使っての体温冷却は望めませんが、人間の場合は体表の殆どに汗腺が存在するので全身から発汗する事ができるのです。

特に猫は犬と違い舌を出してハァハァし始めたら既に危険な状況なので注意しましょう。

人間の場合、正常であれば少し暑めの環境で軽く運動をすれば自然に汗が出始めます。

汗のかき方や汗の質には良し悪しがあれど、暑さを感じたり運動をしたりしながらも汗をかかない場合は、その時点で異常なので、少なくともトレーニング等は中止し、可能なら病院に行く方が良いです。

汗の成分は水とナトリウムイオン(塩分)なので当然、それら補給が必要となりますが、汗を掻く身体機能が冬の間や長期に亘って鈍っている場合、汗自体を掻き過ぎてしまったり、ナトリウムイオンを出し過ぎてしまったりします。(汗が出ての不調は大抵がコレ)

トレーニングを続ける事で熱順応が進むと、発汗機能が鍛えられ、体温上昇に合わせ最適な量の汗を掻く様になっていきますが、運動前後共に、(可能なら運動中にも)スポーツドリンクを飲む様にするのが大切です。


また『前回の日焼け』と可能な限り同時に行わない事はポイントだったりします。

https://note.com/96neko_send/n/n03be457fe0f6

理由は簡単で、日焼け(特にサンバーンの状態)は身体にやけどを負って発汗含めた体表の機能が正常に働き難く、サンタンに落ち着くにしても数日から2週間程度は身体に火照りが残るためです。

その為、分けられる様であれば分けて行うのが最適で、無理な場合でも強い日差しを浴びていると言う事を加味した運動強度に抑えて下さい。

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?