サブ里奈ポーズ1

【FLASH】多関節アニメーションについて【その1】

FLASHでよく用いられる手法「多関節アニメーション」についての解説。
FLASHアニメのお仕事をご依頼の際のご参考までに・・・
(作者はこんな感じのアニメーションを作れるぞという参考資料程度にお読みください…泣)



サブ里奈です。このページでは、多関節アニメーションっていう技法を解説するよ。

…本当はこういう場合、女の子キャラが解説したりすると見る側も解説する側もモチベーション上がりそうな気もするけれど…「くぅ〜疲れましたw」なんて言われたく無いので、ここからは作者が解説させていただきます…。

1.基礎編

上の手を振っているGIFは、実は1コマ1コマ手書きで書いたわけではありません。複数のパーツを動かしてアニメーションさせています。
様々なパーツを組み合わせる事で多関節アニメーションは作られています。

その原理をわかりやすく解説する為には、バラバラにしてみるのが手取り早いのですが…
流石にサブ里奈ちゃん(手を振っている子)をバラバラにするのは気が引けるので適当に描いた絵を使って簡単に解説いたします…。

バラバラの猫?がいます。これを下のGIFのように合体させてみると…

猫が出来上がります。この猫を実際に動かしてみましょう。

う…動いた!
………といった感じで、多関節アニメーションは作られていきます。
それぞれのパーツを動かしたり傾けたりしているだけなので、素材さえ揃えばそこまで苦労もなく簡単に作れちゃったりします(コンピュータの処理がバグって意図しない動きになってしまう事も多々ありますが…)。

ちなみにこの猫の絵は、頭・胴体・右腕・左腕・右足・左足の計5パーツで作られていますが、例えば脚を太腿・脛・足の3パーツに分割するなど
より細かくパーツ分けすればその分自然なアニメーションが作れちゃったりします。
ただし、パーツを増やせば増やすほどパソコンの処理が重くなったりパーツの動きの管理をするのが大変になるのでご注意ください。


ポーズをとらせてみました。同じポーズを一枚絵で描くよりはるかに楽です。

アニメーションさせる場合は…実は一枚一枚手描きでやった方が早い場合もあります。特にゆれる布や、めくれる紙の表現とかは手描きの方が手っ取り早いです。

パーツ数を増やせば、その分取れるポーズも増えます。しかし増やせばその分色々面倒になりますので、適切にパーツ分けをする必要があります。
どのへんをパーツ分けすればいいかわからない場合は『figma』や『素ボディ』などの可動フィギュアを参考にしてみてください。
可動フィギュアと同じパーツ数にすればまず間違いはないと思います…。


ここまでが基礎編…です!
次回・PART2は素材編となります。こういったパーツを作るといいぞとか
こういったパーツをあらかじめご用意いただければ割引するぞ!とか、
そういった事を解説しようかななんて思っています。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。
……というわけで

PART2(素材編)に続きます!


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