鈴木スピカ

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闇が深まれば思想が見える

満点の星空を見た日を思い出してほしい。 暗闇にいればいるほどたくさんの星が見える。 闇が深まれば深まるほど星が、降ってくる。 思想とは夜空の星のようなものだと思う。 孤独や不安や絶望、それらの闇に包まれれば包まれるほど見えてきた思想があるはずだ。 周りの人が自分を理解できないのは、深い闇にいない人にはあの六等星が見えないからだ。 闇の中で神を見出す人、哲学を見出す人、人生を見出す人、克己する人、たくさんいる。 私の絵は、そういった思想の中の星空だ。 精神の星空だ。 目を瞑る

    • 心の自由を

      私は絵の表すところをを文章で表してしまうことに酷く憤りを感じる。 画家たるもの絵筆だけで全てを表現したいし、言葉で伝えるのは不可能であるからこそ私は描画という伝達手段を得たと思う。 しかしながらこうして文筆するのは私が愚かだからだ。 絵画の世界とは美しさの表現の歴史であると思う。 同時に個人の美しさの歴史である。 何を美しいと思うか、何を醜いと思うか、それは個人の自由で絵画の世界の自由だ。 私は思う。 人は醜い。即ち私は醜い。 その醜い為体が美しい一枚を仕上げてくることに、人

      • アーティストなのに政治の話

        アーティストなのに政治の話しないほうがいいよ 政治の話はよく知らないならしないほうがいいよ と何度か言われてきた。 本当だろうか? 私はそうは思わない。 私が日本経済の危機を実感し政治に口出しするようになった第一のきっかけは お菓子 だ。 カントリーマームがちっさくなった。 チロルチョコもちっさくなった。 キットカットももう少し大きかった気がする。 フルーツ餅はもっとたくさん入っていたし、 駄菓子のヨーグルトももっと大きかった。 いろんなお菓子が小さくなってゆく。 これは不景

      闇が深まれば思想が見える