【香港99日間 #26】元刑務所が見事にリニューアルされた場所「大館(Tai Kwun)」
まずは大館への行き方です。香港駅または中環(Central)駅から山の方向へ登っていきます。ダブルデッキになっているところを恒生銀行〜中環街市と進むとミッドレベルエスカレータがあるので、登っていくと、大館が見えてきます。
ミッドレベルエスカレーター(ヒルサイドエスカレータ)を使えば、信号もなく、雨に濡れることもなく、日差しも避けられてとっても楽です。下から行きたい方はミッドレベルエスカレーターの下を歩いていけば迷うことはありません。
途中でミッドレベルエスカレーターが右に曲がるところがでてきますのでそこで左にそれます。すると、すぐに大館の入り口が見えます。
一見古い建物なので観光スポットに見えませんが、中に入ると・・・
広場があります。この街の作り、ヨーロッパでよく見る形です。建物も中華圏とヨーロッパの文化が上手く溶け合っていて非常に美しいです。シンボルツリーもよいですね。時間がない方はこの雰囲気だけでも味わってみてください。
大館は旧中央警察署、中央裁判所、ビクトリア監獄を改装して、レストラン、店舗、ギャラリーにリノベーションした施設になっています。
PMQも元警察寮を改装した観光スポットになっていますが、香港では土地が限られていることもあり、歴史的な建築物をうまく利用しています。このようにすることで人々が歴史に関心を持つこともできるという素晴らしい発想です。
下の写真は2つの建物の間ですが、建物の壁やの渡り廊下が素晴らしいです。
JC Comtemporaryという現代美術館です。香港ではよくこのJC(Jockey Club 香港賽馬會)というものがでてきますが、香港の競馬競技団体です。得られた収益を公共施設などに寄付しているようです。
上の階にはカフェもありました。人が比較的少なく少し足を休めることもできます。
そして大館の元刑務所を見てみました。このような設備が当時のまま残っていて実際に見ることができます。
また大館には雑貨屋やギャラリーが並びます。並べ方が美しいです。
こちらはアートギャラリーです。土(SOIL)のロゴが素敵ですね。中には作家さんが作られた陶器の花瓶が展示されていました。実際に購入することもできるようです。
※特にギャラリーは展示は訪れる時期によって変わりますし、入っているお店も入れ替わる可能性はありますのでご了承ください。
私は今回は店には入っていないですが、中央の広場にはオープンカフェで食事を取ることもできます。香港は道があまりきれいではないので、オープンカフェやバーに入る気にはならないのですが、ここはきれいに清掃されていますし、車も通らない場所ですので、ゆっくりと食事をとることもできそうです。
香港はカオスな街ですが、急にこのようなスポットがあります。特に、西洋とアジアの文化だけでなく過去と現在が見事に調和している場所が多いと感じています。大館も素晴らしい場所ですので、ぜひ訪れてみてください。
聽日見!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?