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【香港99日間 #42】この木なんの木ガジュマルの木〜立ち止まって観察してみよう

香港に行くとこの不思議な木をよく見かけます。街中では道に沿って生えていて日差しが強い香港の街に木陰を作ってくれます。この木、ガジュマルの木です。日本では沖縄の木というイメージがありますが、日本以外では、台湾、香港を含む中国南部、インド、オーストラリアに分布するということです。


中国語では「細葉榕」「榕樹」「萬年青」と書くようです。香港では至るところに生えていて、やはり特徴としては枝から根が垂れ下がっていて、一部の根は地面に達し、太くなり新たな幹のようになっています。生命力が強い木だということが本当によく分かります。

一部の根は幹のようになっている

樹齢があり、大きな木は登録されておりQRコードがつけられています。ガジュマルの木は香港では223の個体が登録されているようです。実際にこのQRコードにスマートフォンからアクセスしてみるとhttps://www.greening.gov.hk/tree_qr_label/?unitid=36-0021-3828 にアクセスできます。このサイトからさらにその木に関する説明(https://www.greening.gov.hk/en/community-outreach/qrcode-tree-labels/index_id_4.html)を読むこともできます。「気になる木」はQRコードを探して保存しておくと良いかもしれませんね。

重要な樹木は香港政府によって登録されているようです

この特徴的な根の伸ばし方は近くに生えている木にとっては脅威で、根が他の木に絡みついて、その根が伸びて地面に達すると、根が成長しはじめて、絡みついた木を枯らせてしまうそうです。このような種類の木を「絞め殺しの木」というそうで、イチジク属やツル植物に数種類あります。土の上以外にも、コンクリートや舗装、建物の小さな隙間などに入った場合にも成長してこれらを破壊してしまう可能性があるため注意が必要とのことです。

こちらはPMQの前の道路にあるガジュマル

ガジュマルの木は熱帯性の樹木ということでジャングルの中で生存競争に勝つためにこのような形に進化してきたようです。また、風水的には運気をアップしてくれる効果は抜群だそうです。見るからに生命に満ち溢れていますからね。

聽日見!

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