逆立ちで鼻くそをほって自慢する人たち

ずっと、うらやましくて
でも
逆立ちをしながら鼻くそをほるなんて
どんなに努力しても
できないと思って、
指をくわえてみてたんだ

もちろん
鼻くそをほったあとの指をくわえていたわけじゃないぜ(嘘)
いや、鼻くそのしょっぱさは、みんな知ってるだろうさ

でも、逆立ちをしながら鼻くそをほるなんて事は
どうやってもできる気がしない。
だけどあいつらはしていたんだ。
それが、どうしてできるのかわからなかった
きっと、俺なんかにはわからない
どうしたって到達もできないマネなんかできやしない
恐ろしいほどの努力をしまくって生きているにちがいないと
想像さえできない努力をしているにちがいないと
おもって
なんだか、しゃくにさわるけど、尊敬するふりをしてきたんだ。
あいつら、自慢してるし、
みんなやたらと ほめやがるし、
あいつの悪口をいおうものなら仲間外れになるからな。

だけど、
最近知ったのさ

あの、はなくそを逆立ちでほって自慢していたやつらは、
あれ、
逆立ちを誰かに助けてもらって
"ずる"してやがったって
おれ、
知らなかったんだ

テストであれば下駄 履かせてもらってたんだ

あいつら、それなのに、俺らにはできないだろうって
見下していたんだ
俺らには、逆立ちしたまま鼻くそ掘れないだろうって、
馬鹿にしてたんだ

ずる してたくせに。

頭くるだろう。

でもさ、
いまよく 考えるとさ

なにがうらやましいっていうんだよ

鼻くそを 逆立ちで掘るなんてこと
どこがうらやましいんだよ

そんなまぬけであほらしいことができたからって

それも誰かに助けてもらって”ずる”していながらさ、

そんなまぬけであほらしいことをして自慢していた
くだらなすぎるやつらをさ
なに
うらやましがってたんだ
ばかな俺だよね

まいにち、目の前の仕事をして、
できる事を、少しずつこつこつやって、目に見えることで
みんなに役立つことをやってる
そんな俺のほうが、
ふつうに、
まあ
いけてるよな

ずる してさ
だれかに 下駄はかせてもらって

それでもって
鼻くそを 逆立ちして ほったって

なにが偉いっていうんだ
あいつら

まあ どうでもいいや ほうっておけ

はなくそはほっておけ。
なんちゃってな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?