PFOA ピーフォア

ダーク・ウォーターズという映画が昨年末 日本で公開された。

この映画は、アメリカで起きた水質汚染公害について描かれている。

この映画を知ったのは、
大阪府摂津市というところで起きている公害について調査された記事を読んで PFOA ピーフォア  という汚染物質について調べたから。

ピーフォアという言葉に馴染みがある人はあまりいないと思うけど
普段つかっている
テフロン加工 の製品と関連がある物質だと言えば、
「自分とは無関係」と思う人は少ないのではないかな。

テフロン加工のものを作るのに「ピーフォア」という汚染物質が出るらしい。

摂津市の、ダイキン工場から出ているとされる「ピーフォア」の汚染度が
物凄いことになっているらしきことは、たまたまみた下記の動画で知った。

その時は、その地域の地下水などの水質汚染か。。などと思っていたのだが。。

このピーフォアが、空気中にも漂って、近畿地方はかなり広範な範囲が汚染されているらしき記事も目にして、これはただ事ではないと思った。

このピーフォアは、
ペルフルオロオクタン酸(Perfluorooctanoic acid, PFOA, ピーフォア 通称:C8)という名前の略である。wikiには
「2000年に大手製造メーカーであった3M社は世界各地の野生生物中にペルフルオロオクタンスルホン酸が高濃度に検出されたことを明らかにし、同様の構造を有するペルフルオロオクタン酸についても製造を2002年に中止した。現在はデュポン社が製造を継続しており、その他フッ素樹脂メーカーで使用が継続されている。世界各国の政府、研究者がその影響の調査に乗り出している。 2006年1月25日アメリカ合衆国環境保護庁はフッ素樹脂製造メーカーに対して、ペルフルオロオクタン酸の排出の削減を求め、2015年までの排出の廃絶を目指している。」

最初は3M。そして、製造中止を2002年。
それから
デュポン社が製造を引き継いでいた。

デュポン社についてのWikiをみると
「デュポン社の製品は環境問題となったことがある。例えばテフロン製造に伴い使用されるペルフルオロオクタン酸(C-8)の健康への危険性(発がん性など)を隠して作業員などに健康被害を起こしたことで合衆国の環境保護庁(EPA)に訴訟を起こされた。」
とある。

その訴訟の詳細はここに描かれていなかったので、ピーフォア 訴訟 の文字列で検索してこちらの記事見つけた。

2017年に約765億円をデュポンが支払うことで和解したとのことです。

日本では、2021年10月に製造を禁止したものの、いまだに健康被害を認めず規制値さえ定めていないとのこと・・・

『ピーフォアに関して、デュポン内部では少なくとも1961年の時点で有害性があることを認識していたという話があります。』

なんちゅうか。。

 


このピーフォア汚染についてまとめられたページはここ

ちなみに、
デュポン社というのはこういう会社だと。。

wikiより以下
『規模は世界第4位・アメリカで第2位(世界最大はBASF[7]。石油会社を除けば時価総額ベースでは世界で四番目に大きい化学会社である。メロン財閥ロックフェラー財閥と並ぶアメリカの三大財閥と称されることもある。後者とは閨閥である(Du Pont family)。第一次世界大戦第二次世界大戦では火薬や爆弾を供給し莫大な利益を得て「死の商人」と呼ばれたが、マンハッタン計画に参加した際は「死の商人」と呼ばれる事を嫌い金銭は受け取らず、ワシントン州ハンフォード・サイト、テネシー州のオークリッジ国立研究所ウラニウムの分離・精製やプルトニウムを製造して原子爆弾の開発に貢献をするなどしてアメリカの戦争を支えた。』
とある。

なんだか全てがつながってますねえ。
日本は汚染の処理場所_世界の夢の島状態になってるのかも。

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