5年くらい前から、家外部にある換気扇カバーの中に巣を作ろうとやってくる鳥がおりまして、作らせまいとする私と激しいバトルを繰り広げておりました。
調べてみれば「イソヒヨドリ」らしく、オスは綺麗な青とオレンジで歌うように鳴いています。
本来はその名のとおり、海岸沿いの岩場で見られるようですが、近頃は内陸に入り込んでいるようです（ちなみにウチは海無し県）
幸せの青い鳥と呼ばれたりしているみたいですね。

春から夏にかけてヤツらはやってくるのですが、夜明け前から壁の中でガサガサ・ピーチクやるのです。
寝室が隣にあるので、かなりの物音で起こされます。
それに放置すると虫やらなんやら湧くかもしれません。
台所換気扇なので、衛生面でも不安です。
糞害も困ります。
なんとか巣を作れないようにしたいところですが、ネット等を張るにも足場の無い3階外壁なのでどうにもできません。

仕方がないのでやってくるたびに大きな音で追い払っていましたが、手出しできないのがわかるとすぐにナメられるように。
仕方がないので、水鉄砲を使ったり、必要のないラー油作りをしたり、多量の蚊取り線香を焚いたりと、色々試しながらなんとか頑張っておりました。

そして去年、アパートの大家さんが「外壁を塗りなおすから足場組ませてね〜」とありがたい救いの言葉をもたらしてくださったのです！
工事の元請けは知り合いでしたので直接事情を説明。無事ネットを張ってもらえました。

そして今年の春がやってきました。
もうすっかり安心して忘れていた私。
台所の窓に突然ぶつかる何か。
ビックリして窓を見ると、またぶつかってきます。
換気扇からも衝突音がするのでもしかしてと窓を開けると案の定。
向かいのマンションの手すりにとまって、こちらを警戒する青い鳥。
「やっぱりお前か！もう無理やで！」
声をかけるとどこかへ飛んでいきました。
もう来るなよ〜