プーチンの再軍備を可能にしたのは ドイツ企業
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ロシアの通信社RIAによると、スギベーボとボルシャヤ・オムトナヤの間で19両が脱線し、今日、モスクワと極東を結ぶシベリア横断鉄道が封鎖された。この事故をサボタージュのせいだと考える人もいるが、それは未確認だ。
西洋人がロシアの戦争努力を台無しにするためにできる最善のことは、ドイツの企業、特にシーメンスやハイデンハインにロシア軍工場の装備を切り離すよう圧力をかけることだろうが、ロシア人にできる最善のことは鉄道の破壊工作だ
ドイツの生産者は、ロシアの消費者に道具を完全にコントロールすることを許さないので、これらの道具は常にメンテナンスが必要であることを日々思い知らされている。ロシア人は、主要なパラメータを変更するなど、その機能にあまり干渉することが許されていない。
例:https://t.co/MvKLvxza3L
ロシアの軍需産業は、ドイツの工作機械、特にCNCに全面的に依存している。「ロシア」/「ベラルーシ」の道具でさえ、ドイツのCNCを持っている。そして、ロシアの技術者のフォーラムから判断すると、ドイツの生産者はロシア人にこれらの機械の完全な支配権を与えていないのだ。
ロシア軍の工場にあるドイツの工作機械が機能しなくなったという証拠はない。ドイツの生産者がこれらの工具を支配していると報告されていることを考えると、ロシアの戦争機械を停滞させておく彼らの役割は、今、調査されなければならない。
ドイツの工作機械メーカーがロシアの軍需産業を支えている事を示す強い兆候がある。新たな納入を止めるだけでは十分ではない。もし彼らが2022年までにすでに納入した工具のメンテナンスを続けるなら、彼らはプーチンの戦争に加担しているのだ。
プーチンの核兵器が心配なら、弾道ミサイルの製造は以下の要素に左右されることを覚えておいてほしい。
1. ドイツのCNC
2. ドイツのソフトウェア
3. ドイツの切削液
プーチンの再軍備を可能にしたのはドイツ企業だった。
今、彼は彼らの日常的な支援なしでミサイルを生産することはできない。
ロシアの軍需産業は、ドイツからの技術輸入に全面的に依存している。その逆はありえない。プーチンが政権を握る頃には、ソ連の工作機械産業はあまりにも悪化していたので、復活することはできなかった。だからプーチンの軍需産業は、輸入に切り替えただけだ。
このことは、ドイツ政府高官の「奇妙な」行動の背景をある程度示している。G7がウクライナに提供できる安全保障を明示できるかというジャーナリストの質問に対するショルツの反応を考えてみよう。
-はい、できます(笑)。
If it looks like a duck, swims like a duck, and quacks like a duck, then it probably is a duck
これは鴨のように見え、鴨のように泳ぎ、鴨のように鳴く。したがって、これはたぶんカモである。
訳注:ダック・テスト 悪とされるものを識別し、懲罰を決定するにあたっての帰納法の使用を正当化するために用いられる
終わり
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