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日課とはカレンダーのピンのようなものだとふと気付く

今日は土曜日です。

1週間セメスターブレイクに入っているんだけど、特に出かける予定もなく家にこもる日々で、よって曜日感覚は安定して狂ってきている。

それでも今日は土曜日だと気付く。

土曜日は1週間のいろいろを綺麗にする日である。
留学始まってからなんとなく始まったルール。

毎朝起きたら、ベッドや、シャワールームに落ちている髪の毛をコロコロで掃除し、ぐちゃぐちゃになったベッドを整え、顔を洗い、軽くストレッチをし、窓を開けるというのが一連のルーティンで、土曜日はさらにそのあとに洗濯と掃除がくっついてくる。

いつも下着は手洗いをしている。
ランドリーが1回あたり洗濯に3.50ユーロ、乾燥に2ユーロの計5.50ユーロ(日本円にして750円くらい)もかかるので、色別に分けて洗濯なんかはもちろん、というかもはや、洗濯機使いたくない。
今は季節柄汗をかくこともないので、普段着の洗濯は最低限にして、でも下着はそういうわけにもいかないから、挙句の果ての手洗いである。
始めはそれこそ「面倒臭いなあ」と思ってたけれど最近は慣れたので、こういうのは慣れたもん勝ちだなあと思う。

そのあとはトイレ掃除をし、洗面台もピカピカに磨き、部屋に掃除機をかける。
初めてここの掃除機を見たときは、正直、「これは文明の遅れか?」と思ってしまった。

でかいのである。

ダイソンを見ろ!こんなに大きいと、「階段をのぼりながら掃除するのがとても楽になりました!」と笑顔で話す一般人の声の裏に隠れた関係者たちの努力がなんとなく哀れに見えてしまう。
でも掃除はできるから文句は言わない。

ここまでが土曜日の典型的な過ごし方。
毎週手洗いをしながら、「ああ、そういえば今日は土曜日か」となるので、これらの日課のおかげで、私の曜日感覚は辛うじて保たれていると言える。

reinakb

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