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まほやく1.5部まで読み終えた話

読まなくていい導入

 魔法使いの約束のメインストーリーを1.5部まで読み終えた。ずっと勧められてはいたのだが、私はカタカナを覚えるのが絶望的に苦手で、登場人物の名前がなかなか覚えられない。まとめて読めば覚えられるのはツイステの時に学習済だが、そのまとまった時間がなかなか取れない。そうしてアプリをインストールしたものの放置し続けていた。それが変わったのが8月の頭。少々気の重いイベントが複数控えてはいるが、夏休み中ということもあり暇だった。嫌なイベントを抱えた状態で暇になると良くないことばかり考えて気が沈む。何かしらに集中して気を紛らわせたかった時にまほやくの存在を思い出した。3日ほどかけて読めればいいなと思っていたのに、1日半くらいで1部を読み終えてしまい、続きの1.5部を読むにはランクが全然足りておらず、そこからランクを上げるのに2週間ほどかかり、ようやく1.5部を読み終えたので感想を記録しておこうと思う。なおイベストは全く読んでおらず、2部も未読なので「これってどうなるんだろう?」や「これはこうだと思う!」と私が書いたことが見当違いだったり、イベストや2部で結論が示されていたりしても生暖かく見守ってほしい。そしてネタバレしかしないがそのネタバレも私の記憶によって改竄されていても優しく見守ってほしい。

東の国の話(ほとんど主従の話)

 正直全員分のビジュを見た段階でこの人!という人がいなかった。作品によっては一目惚れキャラもいる(A3!とかワートリとか)し、履修していくうちに推しが変わることもある(テニプリ)から、とりあえず読み進めよう!ということで読み進めていったが……結論から言うと東と南にハマった。のでこの感想も東と南を中心に書こうと思う。
 1部読了段階で「シノからヒースへの感情が重い」「でもシノからの一方通行ではなさそう」と感じていた状態で1.5部を読み、無事感情をぐちゃぐちゃにされた。「魔法使いは約束をしてはいけない」「約束を破ると魔法が使えなくなるから」というルールを知らない頃にお互いを守るという約束をしてしまった2人。1.5部の「約束を破る=魔法が使えなくなる=『普通』になれる」という理屈でヒースに自分を守らせようとしない(ヒースを危険な目に遭わせようとしない)シノと「シノがいなくなるのが怖い」ヒース、お互いのことを大事に思っているのはよく分かったから一度きちんと話してほしい。シノはヒースを大事にしているのは分かるけど、その反面自分のことをどうでもいいと思っていそう(石になってもヒースが覚えてくれているからいいという発言など)だし、ヒースはヒースで自分にはそんな価値がないと思っていそう。2人とも大事だからきちんと話し合ってくれ。1.5部のヒースからシノへの命令はそういう意味では一歩踏み出せたのかなと思ったり思わなかったり。関係ないですけど「魔法使いは約束をしてはいけない」のにゲームタイトル「魔法使いの約束」なのは何か深い意味がありそう。


 

南の国の話(死ぬなフィガロ)

 1部でファウストにだけ死期が近いことを明かしたフィガロ。なんで根が真面目で抱え込むタイプの男にだけそういうこというんだ!と思うが、フィガロとしては大事にはしたくない(特に南の兄弟には知らせたくない)し、弱みを握らせるのも嫌だと思った結果の人選と思えば納得できなくもない。南の兄弟といえばミチルの予言が不穏だけど、予言によると全滅する対象に含まれるルチルはミスラがチレッタとの約束で守る対象でもあったはずなのでどうにかなると信じてる。頑張れミスラ。ミチルとリケには2人仲良くすくすく育ってほしいけど、リケもリケで教団関係が不穏だし、ミチルと大喧嘩くらいはするんだろうな……でも教団の内部に閉じ込められて世間のこと知らずに育ったんだったら、喧嘩をするのも成長過程だと言えなくもないと思う。ただ問題は彼らが魔法使いであることで……魔法は心で使うものだから……

その他色々

 オーエンの過去の話は絶対に掘り下げて欲しい(長生きっぽいけど彼が一番ある種子供な気がするので。子供って無邪気に虫潰したりして結構残酷でもあるし)し、カインと目を交換した経緯についても詳しく聞かせて欲しい。
 1.5部の原因がムルと言えなくもないし、奴は他にも大量に何かしらやってそう。そういえば1.5部の黒幕(?)の黒シルクハットを唆した人って誰だか不明のままだった気がするのでこれ以降で明かされるのか楽しみ。
 1.5部のクロエの「痛い目にあってもいい人なんていない」とか、魔法使いとか異世界とか関係なく普遍的に響くというか刺さる表現とか、シリアスと日常のさじ加減が絶妙なあたりとかさすが都志見文太先生……と思う。2部も楽しみだけど経験値足りてないと途中でお預け食らうのでこれからもせっせとランク上げます!そして複数名に勧められてる犬使いは早めに開けて読む。

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