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2023/09/02(Sat.)

一年くらい使っていた大人のオモチャを捨てた。
沢山買い漁っていたわけではなく、一つだけ。
どうしようもなくなった時に使うために、ベッド下の収納に隠していた。
そういった類のものを、捨てようと思った。
私には要らないなって思った。
こうやって少しずつ手放していけば、少しずつ楽になれる気がした。
そんな、気がした。

私は、人一倍欲深い。
欲深いというか、三大欲求が生活を占める割合が大きい。
友達と遊ぶより、ゲームをするより、好きなもの食べて飲んで、時間が許す限り寝ているほうが幸せだ。
正直、甘い言葉や高価なプレゼントは要らないから、抱いてくれと思う。
端に追いやられたプレゼントを見れば、その価値は一目瞭然で。
だったら恋人なんていらないじゃんて、結婚なんて墓場じゃんて、セフレと恋人ごっこしてればいいじゃんて。
まぁ、正論。
いまだに、「結婚する」がわからない。
「好き」=「付き合う」がわからない。
「好き」/「付き合う」/「結婚」すべてが一つの線の上に無い。
好きだから付き合って、付き合ってるから結婚すんのか。
私も、そうだったのかな。

私だけの”何か”が欲しかった。
ふと、風呂の排水溝を洗いながら思った。
私だけの「母」と「父」じゃなかったなって。
私と、知らない人間の「母/女」と「父/男」だったなって。
ここ最近の私は、本当に醜いと思う。
外見もそうだけど、中身が。
「お前は恵まれているからいいじゃないか、これ以上何が不満?」と、喉を超えて上唇と下唇をかき分け出てきそう。
私の表情筋のおかげで、そのナイフは誰も傷つけてない。まだ。
人を傷つけて、愛情を確かめていた時期があった。
私の言葉に一喜一憂する人間を見るのが好きだった。
まぁ、嫌われたけど。当然ね。
そうやって、私は誰かに構ってもらわないと生きていられなかった。
今もふと、人を意識的に、故意に傷つけそうになる時がある。
私自身の劣等感とか、そこからくるストレスとか。
他人をこき下ろすことでしか自身の価値を上げられないと思っているような大人にはなりたくないと、崖の際を歩き続ける日々。
早く死にたいね。早く殺してくれ。

猫のように、死ぬ前は知人の前から姿を消そうと思っていて。
馬鹿だよな、なんで私のことなんか好きになってくれるんだろう。
私と飲むのが楽しいからと飲みに誘ってくれる同僚も、私を親友と呼ぶ友人たちも。
私が居なくたって世界は回るのに、なんで断ると悲しそうな顔をするんだろうな。
きっと、気のせいだよね。私がいい方に解釈しているだけだよね。
都合のいいように人の顔色を窺って、言葉の裏を決めつけてるだけだよね。
いつまで明日が続くんだろう。いつまで今日が来るんだろう。
早く終わらせてほしい。せめて、まだプラスが多いうちに。
あの時、飛び降りてれば良かった。
あの時、飛び込んでればよかった。
なんで、ここまで生きてしまったんだろう。
なんで、ここまで知り合いを増やした?仲よくした?
人からの情を受け取ってしまった?
八畳一間の片隅で、コーヒー片手に煙草をふかしている私が好きだった。
あの頃の私が、一番好きだった。
何にも追われてなくて、焦がれてなくて、矢印がいっぱい私に向いてた。
20歳で死ぬべきだった。できなかった私への罰だろう。
なんでみんな、普通ができるんだ。

結婚する前に、死んでしまおうか。
形になる前に、消えてしまおうか。
まだ一人になれるうちに、私に戻ろうか。
あーあ、病んでる。話脱線しすぎ。

いただいたものは、いろんな形で還元していきたいと考えています。