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愛してやまない長崎の話【前編】

長崎が好きだ。

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観光名所はたくさんあるけれど、取り立てて遊ぶところが多いというわけではない。
ちゃんぽんやカステラは有名だけど、かといって「ちゃんぽんを食べに長崎に行こう!」とはならない。
長崎に着くまでに博多で乗り換えないといけなくて面倒くさいし、やたら広いからあっちこっち行くには車移動必至。

それでも長崎が大好きだ。

何度も遊びに行っていて思い出がたくさんあるから。大好きな友達がいるから。好きなバンドの出身地だから。ご飯がとても美味しいから。街並みが綺麗だから。

どれも好きな理由ではあるけど、たぶん、そもそもそういうことではない。とにかく私は、自分が生まれ育った広島と同じぐらい長崎が好きなのだ。もしかしたら、広島県民だからこそ長崎が好きなのかもしれない。

というわけで、何の知識もない私目線の、独断と偏見満載の、魅力あふれる長崎県を、過去の写真と共にずらっと並べてみようと思う。

長崎新地中華街

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言わずとしれた観光名所のひとつ、中華街。

横浜中華街と比べると華やかさに劣るし、神戸の南京町ほど店の数も多くはない。でも長崎中華街には、横浜や神戸にはない歴史の深さをなんとなく感じるのだ。

10年ほど前だっただろうか。初めて長崎中華街で点心を食べたとき、広島弁で話す私と友人を見てお店の気さくなご主人が「どこから来たの?」と聞いてくれた。「広島から。中華街には初めて来た」と話すと「中華街の正面にある中華門は、本場の中国から資材を取り寄せて、現地の職人がわざわざ来て造ったんだよ」と教えてくれた。

そのお店の点心は絶品だったし、お店を出るときに「そこを曲がったところにある角煮まんも美味しいよ」と紹介してくれて、それも本当に美味しかった。角煮まん、びわソフト、皿うどん、中華街に並ぶ長崎名物はどれも美味しい。

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こんな写真を撮っちゃうぐらい楽しい場所だ、人は全然いないけど。

でも、その中華街が一際華やかになるであろうランタンフェスティバルには行けていない。
まだまだ長崎に行く理由は沢山ある。

グラバー通り・グラバー園

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景観が美しいのはさることながら、お土産屋さんが立ち並んでいて店先を覗きながら歩くだけでもじゅうぶんに楽しい。
カステラを選んでいると、いろんな味のカステラを次々に試食させてくれる。

この道沿いに、おそらく有名であろうプリンが売っているのを見かけたけど、あまりにも行列だったので諦めてしまった。いつか絶対に行きたい。

この通りを進んだ先に、グラバー通りとは雰囲気がガラッと変わったグラバー園がある。
世界遺産にも登録された、幕末の貿易商が住んでいた邸宅のあるグラバー園。この程度の知識しかないが、施設全体が公園のようで、色とりどりの花が咲いた庭園は本当に美しいし、建物も西洋チックでまるで外国にいるかのよう。なのに写真はこれしかありませんでした。

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初めてのグラバー園で、鯉を手懐ける私。

稲佐山展望台

日本三大夜景のひとつとも言われる、稲佐山からの夜景。
これまでに見た夜景の中で一番綺麗だったことは言うまでもない。1000万ドルの夜景と称されるのも納得である。

ただ、当時のiPhone4Sではこの画質が精一杯だったらしい。

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少しでも伝わるだろうか。
ちなみに、実物はこれの5兆倍美しかった。

眼鏡橋

ただの橋だ。でも、まあせっかく長崎に来たんだし、近くを通るなら一応見ておこうかな〜程度のものなのに、毎回嬉しげに写真を撮ってしまう。

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魚が泳いでいるのを見る私。

ハートの石も一応毎回触る。ご利益は無い。

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龍馬のぶーつ像

長崎でいろんな観光地を巡ってきたが、ダントツで一番しんどかったのがこの “龍馬のぶーつ像” だった。

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こんな階段をひたすら登り続ける。一生終わらないのではないかと本気で思った。
季節は真夏、軽い気持ちで「ちょっと行ってみるか〜」と歩き始めてしまったのが失敗だった。

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休憩をしつこいほど挟みながら、瀕死の思いで辿り着いた先にあるのはこのブロンズ製のモニュメントである。
ここから見る長崎の街並みは長崎都市景観賞を受賞したこともあると後で知ったが、ここに立ったときに景色を楽しむ元気など残っていない。
灼熱のブーツに足を入れ、舵輪を握り、龍馬と同じ景色を眺め、写真を撮り、終了、下山。

もう一度行くかと聞かれると二度と行かないと答えるが、道中たくさんいる野良猫がかなり人に慣れていて、逃げもせず擦り寄ってきてとても可愛く癒される、、ぐらいか。

雲仙地獄

5年前、長崎に住む友人たちが雲仙に連れていってくれたことがある。

長崎県雲仙市、雲仙温泉を代表する観光名所が雲仙地獄。雲仙地獄の中で活発な火山活動を続けるのは東側で、噴気を上げる場所は東へと移動しています。キルスト教が禁教だった江戸時代、長崎に住むキリシタン・清七が処刑された頃に噴出が始まった地獄がこの清七地獄です。

らしい。(今調べた)

一帯は硫黄の香りでいっぱいで、あっちこっちから蒸気が噴出する様は異様で、音も凄まじかった記憶がある。

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そして友人2人が予約してくれた宿がこちら。

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20代半ばの女4人旅行で、こんな風情のある旅館を予約するセンスが素晴らしい。
まるで田舎のおばあちゃんちにでも来たような、修学旅行のような。
お菓子を大量に買い込んだはいいけれど、もちろん食べ切れるわけもなく、翌朝帰る前に余ったお菓子を押し付け合うところまで修学旅行だった。

長崎ペンギン水族館

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ペンギン飼育種類数日本一を誇る、長崎ペンギン水族館。
あっちもこっちもペンギン、どこまで行ってもペンギン、ペンギン、ペンギン、ペンギン。

泳ぐペンギンも可愛いし、歩くペンギンも可愛いし、餌やり体験もできる。それだけのことだけどかなり癒されるので、日々に疲れている人は全員行くべき。童心に帰ることができます、多分。

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長崎グルメも載せたかったけど、あまりにも長くなりすぎたので後編へ続く。


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