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画家「岡靖知」

オススメのアーティストを紹介する「芸術手帖」マガジン。
第25弾は岡 靖知さん。

主に油絵具で写実的な絵画を制作している。主に人物画。一般にいわゆるスーパーリアリズムと呼ばれるもの。ヘッダー画像は作品「薄桜」を引用。

写真にしか見えないが油絵である。作品は部分的に実在の人物からインスピレーションを得ながらも、その多くは自身の空想から付け足されたものである。現実には実在せず、絵画の中で生きている人々。

そして驚くべきことに、油絵の技術は独学。

美術大学には行っておりましたが、デザイン関係の学科だったため、油絵の技術は独学で学びました。最初は書店で売っている「初心者から始める油絵」のような技法書から基礎を始めて、徐々に写実的な画家の技法書を参考にして上達していきました。
引用<https://jp.sputniknews.com/opinion/201803164676673/

作品は都度ヤフオクへ出品されているのだけれど、中には420万円超えのものもある!大人気。

さすがにそんな高いの買えないので、画集もオススメ。

とても透明感があり、神秘的な作品の数々。なんだか「本物」よりも「本物」に見える。

世間には一部、こういう絵に批判的な人もいる。いわゆる「写真でいいじゃん」という意見。しかしながら、その技術は紛れもなく称賛に価するものだし、作者の集中力や想いも強く汲み取ることができ、私は素晴らしい美術だと思っている。

あとは「写実絵画」と「スーパーリアリズム」は違う哲学という話もあり、よくこの2つが混合されてたり、作家さんによっては拘りがあったりするので実は説明が難しい点もある(※岡さんがどういう意見かは知らない)。

小難しいことは色々あるが、見て感動する作品ならそれで良いよね。

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