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新年の奈良・大神神社と耳成山の『山の神さま』

元旦から悲しいニュースが続き、日常の幸せが当たり前ではないことを、つきつけられているようです。
“祈り”ながら、自分の機嫌と生活には責任を持てるよう心がけて、日々感謝して過ごしていきたいと思っています。


年末に買っておいた近鉄の『新春おでかけ 京阪奈1dayパス』を使って、奈良へ行ってきました。

1dayパスには神社ごとの『特典引換え券』がついていたので、「えと守陶器」がいただける、大神おおみわ神社へ行くことにしました。
(大神神社についてまとめるのは、3回目で最多!)

龍さんの「えと守陶器」と御朱印

「えと守陶器」は小さなお守り付きでした。

お正月の三が日は過ぎていたのですが、さすが大神神社。
参道には地元の方々の出店が並んでいて、お祭りのようににぎやか!

久しぶりにお正月シーズンに訪れましたが、いつも通りの清らかな空気です。

シンプルでかっこいい龍さん!

近鉄電車のフリーパスを持っているので、今回は短めの滞在にして耳成山みみなしやまと飛鳥にも寄る予定。

だけど宝物収蔵庫には、一度も入ったことがない…。

小さな収蔵庫でしたが、NHK大河ドラマに合わせて、藤原道長についての展示も。
遺跡から発掘された展示物などから、大神神社の歴史を感じることができます。(写真撮影は不可。)
発掘された『山ノ神遺跡』は、ずっと行ってみたかった場所でした。

受付の方に確認してみると、歩きにくい場所にあるので、行くのは難しいようなお返事。
ネットで道順を調べてみたことがあって、だいたいの場所はわかっていたので、一度行けるところまで行ってみよう!と思って歩き出しました。

途中にあった磐座(ここは違います)

結果的には予想外に管理されている道を歩き、簡単に到着!(本当にここ?と思いながら、何度も確認しました。)

『山ノ神遺跡』では三輪山登拝と同様、写真撮影は不可。
ベンチに座ってゆっくりしていたら、何度も参拝に来ている方がいらっしゃって、少しお話ができました。
三輪山に3時間かけて登拝しなくても、こちらで十分ご神気はいただける…ように、私も感じました。

どうしても行きたい人だけが訪れる場所、だったのかもしれません。

大神神社には10回近く来ていますが、来るたびに発見があります。

途中雨も降る曇空だったのに
行きも帰りも一瞬、陽が差してきた場所


ご神体の三輪山に最も近い、狭井神社に戻りました。

狭井神社

こちらの境内は狭いので人数制限をしていて、並んで参拝後、ご神水をいただきました。(この日は井戸が枯れていたため、持ち帰りはできませんでした。)

傘を忘れたため雨なら予定変更…と思っていたら、だんだん晴れてきたので、しばらく登っていなかった展望台へ。

このあと登る耳成山も見える


帰り道にある、大直禰子おおたたねこ神社(若宮社)

境内前に残るご神木
かつて神宮寺としてあった大御輪寺(おおみわでら)の菩提樹


大神神社はお酒の神さまでもあるようなのですが、お酒が飲めないので酒粕を買って帰りました。
(今西酒造さんの酒粕は、香りが素晴らしくてなめらかで、とてもおいしかったのでまた買いにいきます♡)


そしてJR三輪駅から近鉄に乗り換え、耳成みみなし駅で降ります。

大和三山のひとつとして有名な、耳成山みみなしやま
いつも電車内から眺めていましたが、美しい山なのでいつか登ってみたいと思っていました。


『ピラミッド』説があるほど、均整がとれた小さなお山。

山道だけど、風情のある参道が続いています。

木の根っこがあって岩がゴツゴツ!
歩きにくいですが低い山なので、しばらく歩くと神社に到着!

耳成山口神社

日当たりが良くて趣きがある、とても好きな感じの神社でした。
地元の方に大切にされている、『山の神さま』の雰囲気。

いつもお守りいただき
ありがとうございます


静かですが線路沿いなので、近鉄電車が通る音だけが聞こえてきます。

猫ちゃん発見!

人懐こい猫ちゃんのようで、ニャーと鳴きながら降りてきてくれました。

「ありがとう~。でも、あげられるものがないんよ~。」と言うと、仕方ないとわかったのか、ガリガリと爪研ぎ。

「柿の葉寿司」をおみやげに買ったの、バレてた?

周囲を偵察?

この猫ちゃんは、神社の眷属(狛猫)なのかな?


山頂は、神社からすぐでした。

木が多いので山頂からの眺めは、これくらい。

大和八木駅と耳成駅の中間にありますが、歩いてみたところ耳成駅のほうが近いのかも。

山の中の大好きな神社がまたひとつ、増えました。


日本の国土のほとんどは、お山。
何が起こっても不思議ではない時期に来ているようですが、見えないところで守っていただいているような気がします。

テクノロジーを活用しながらも、古代の日本人のように、自然を感じながら祈る日々に戻っていけるといいな〜と思っています。


以前登った大和三山のひとつ、畝傍山の記事はこちら ↓


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