この飼い主、ノリノリである。『わんだふるぷりきゅあ』第2話感想
フレ〜ンディ!フレ〜ンディ!フレ〜ンディ!フレ〜ンディ!ฅ(՞•ﻌ•՞ฅ 三 ฅ՞•ﻌ•՞)ฅ
いろは、遂にキュアフレンディに変身!
「うわぁ〜!!一緒だ〜!!おそろいだ〜!!!!」と目を輝かせるワンダフル。
はしゃぎっぷり、めっちゃ犬。
ふたりの出会いから、お互いがかけがえのない存在になるまでの歩みも描かれた第2話。
きみもひとりぼっちでガルガルしていたんだね、こむぎ。
いろはもまた、誰かに愛情を注ぐ幸せをこむぎの存在によって知る。
本当によかったね、ふたりで一緒にプリキュアになれて。泣
いろはとこむぎ、大前提が『人間』と『犬』。
元は言葉も通じない“違う”存在だからこそ、作中でわかりやすく“一緒”というワードがクローズアップされている気がする。
例え『人間』と『人間』であっても、理解しようとしなければお互い分かり合えない。
違うから、一緒が嬉しい。
今回のガルガルはダチョウ。すんごい足速い。
フレンディが登場してもやっぱり暴力では戦わなかったプリキュアたち。今作この路線なんだろうか。わたしは好き。
逆にワンダフルが思いっきりダチョウの突きや両脚蹴りを喰らったのでハラハラした。
ダチョウお前さ…この子まだ、人間2日目なんだからね…?
ただここで、「こむぎが痛いと、わたしも痛い!」と昂ったいろはの祈りが鏡石に届くわけで。
お互いがお互いを守りたい!と強く願った結果、それぞれ自身の明確な意志によってプリキュアになっている。
え?プリキュアってみんなそうなんですか?(デジャブ)
巻き込まれたからなし崩し的に…ではない。元・平成女児のわたしには軽い衝撃だった。
ガルガルを救うと決めたのも、確固たるふたりの意志なのだ。う〜ん、とってもプリキュアです。
前回ワンダフルが人間の姿と言葉を手に入れてはしゃいでいたのと同様に
こむぎと大福との追いかけっこですぐにバテていたいろはが、プリキュア変身後に動物並みの俊足とスタミナを手に入れてとても嬉しそうだったのも微笑ましかった。
しかしガルガルダチョウは止まらない。というか、止まれない。ついには苦しみから、自分の身体を建物に打ち付け始める。
「ダメだよ!そんなことしたら、羽根が傷ついちゃう!」
…フレンディ、聖人?
さっき飼い犬のこと蹴っ飛ばした相手だよ?
「大丈夫!大丈夫だよ!あなたを傷つけたりしないから!」
ワンダフルが“無邪気”という武器をぶん回しているとしたら、フレンディは圧倒的な“親切心”を携えてノーガードで突進する感じ。
絶対に怯まない。さすがは生きとし生けるものたらし。
とはいえ、なんだかあまりにも無条件に、目の前の生き物を信頼しすぎている。
正直大人の目線で見ると心配。この世界、話が通じない相手なんてごまんといるのだ。
今日のお話を見て、とある本の存在を思い出した。
いつか読もうと思ってたけど、“今”だな。
“現代のポップカルチャーを支えるキーワードは、「ケア」。”
まさにこの『わんだふるぷりきゅあ』という作品にもしっかり当てはまっていることではないか?
ワンダフルとフレンディ。
ガルガルと一緒にめいっぱい駆け回ったあと、ふたりでその片翼ずつをぎゅっと抱きしめて浄化していた。
この子がもうこれ以上、どうしようもない苦しさで自分自身を傷つけてしまわないように。
“女の子だって暴れたい”
プリキュアシリーズが生まれた時のコンセプトワード。
先日初めて知った。最高じゃん。
大人になるほどしみじみとわかる。結局、優しい人が一番強い。
これからの『わんぷり』らしい大暴れ、楽しみだなあ。
こんな世界なら信じてみたい。
きっとフレンディなら、親切で世界を救える。
…それにしても、こうなってくるとこむぎの出自が気になる。実は元々ニコガーデンの住人とか、ありそうだな〜。
プリキュア、どうやら綺麗なだけの夢物語を描くシリーズではなさそうなので
ペットと人間の関係上決して避けては通れない“ペットロス”や“種族による寿命差”に関わるシナリオ展開もあるんじゃないか、なんて思っている。
というかむしろ、ここでちゃんと描いて欲しい。
かわいいだけじゃペットは飼えないから。
流石に直接的な『死』は描かれなくとも、『別離』的な展開はあるかもしれない。
訓練されたオタク、防御反応により第2話にして早くも覚悟をキメる。
それにしてもいろはと出会った頃のこむぎ、ち〜っちゃなユニコーンみたいでかわいかったな。
どこにも飛んでいかないでね。泣
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?