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#1 また、つまらないものを書いてしまう

 もう何度目かの決意になる。ロクに日記だって続いたこともないけれど定期更新のnoteをはじめようとしている。それはただひとえに「何か書きたい」というどこからか湧き上がる情熱に掻き立てられているからだ。続けられないけれど、何か書きたい。書きたくて仕方のない夜がある。そんな夜のための場所として、noteの更新を続けてみたいと思う。何度挫折したかわからない。でもまたはじめてみることにした。
 
 何か書きたい、何かについてベラベラとオチのない話をしたい。これは言葉を習得し、思考するように進化した人間特有の欲望の一つだと思う。私はこの欲望が自分の中でぐつぐつと煮えたぎり、あふれかえる感覚にさんざんいじめられてきた。この欲望ときちんと向き合うために、ここ、noteを利用すること数えきれない。

 しかしながら自分ほど習慣づけることが苦手な人間などいないのではないだろうか。仕事ですら週5日同じところに勤めることが苦痛で、週4日と週2日のかけもちで生活費を稼いでいる(労働が嫌なのに結局週6日も労働している自分七不思議の一つである)。だからこの「うだつがあがらNight」も金曜日更新ということにしたいが、今後どうなるかは不明だ。なんて言ったってマネージャーや担当がつき、締切だなんだとせっつかれることなど一切なく、全ては自分の行動次第だからである。さぁがんばろう。

 ちなみにこの「うだつがあがらNight」というタイトル。これは自分自身の労働意欲と環境のせいもあり、同年代とあからさまに差が出始めた今日この頃、自分はすっかり低所得者としての生活が身に染みている。それでいて多くを稼ぐ気などさらさら無いという姿勢からこれは一生うだつがあがらないのだろうなという見解から作られた。Nightは夜更新ということと、なんとなく語感がいいような気がして、思いついたからである。

 ここまででだいたい750文字。この「うだつがあがらNight」は1500文字前後でこれから書き続けていこうと思っている。だからあと半分くらいお付き合い願いたい。ここまで半分ほど読んでいただいたことからお分かりのこととは思うが、自分は書きたいと騒ぎ立てる割にあまり上手くない。寧ろ下手な方だと思う。実際に学生時代にはあまりに作文が下手で「どうして本は読むのに下手なのか」「これで受験に合格するわけがない」など先生方からたくさんのご指導をいただいた。しかし大人になった今でもなんだか書きたい。寧ろ大人になってから、なんだか書きたくて仕方がない。
 
 それならば、好きこそ物の上手なれを信じてみようじゃないかと思い至ったわけである。楽しいうちに書いて書いて書きまくってみる。そのうち、上手くなっていたら、万々歳じゃないかと思うわけである。才能がなくったって好きな気持ちがあればいいような、気がしている。特に自分はたくさんの名声や富が欲しいわけではないのだから。少しあればいいのだ。どうぞここまで読み進めたあなた様、お心遣いをお待ちしておりますよ。

 さて。まもなく1500文字に至る。これから金曜夜に「うだつがあがらNight」を定期的に更新するべく、何を書いていこう。頭の中は書きたいことでいっぱいである。大抵はいつのまにか消えてなくなったりもする。しかしそれを繋ぎ止めておきたいと思う。この場のために。いつの日か何も書くことが思いつかなかったら、書くことが思いつかない話をしよう。楽しみで仕方がない。言葉を得て思考し続ける人間に生まれてくることができて良かったと思えるような、うだつのあがらない日々を過ごしていきたい。

 皆々様におかれましてはどうかうだつのあがる日々をお送りください。


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