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初めての写真のお仕事の始まり|お仕事を貰えたときの心境編

こんばんは。haruです。

先日、嬉しいことが立て続けに舞い込んで来ているということを綴りましたが、今回のお話もその嬉しいことのひとつ。

初めての正式なお仕事の依頼

写真を撮ることが趣味になってから、約3年が経ちました。
新たな相棒、PENTAXを手に入れてからは約1ヶ月で、写真に本腰を入れ始めてからは、あまりにも経験皆無に近い私です。

ですが、ご縁があって、なんと初めて写真でお仕事を貰うことが出来ました!声を掛けてくれた主催者さま、ありがとうございます🙇

お仕事の内容は、GWに開催を予定しているマルシェの様子をフィルムに収めるというもの。誘ってくれた方は本業の傍らDJをされている方なので、音楽がメインかと思いきや、各地から呼び集めたレコードショップや古着屋さんを集めたマルシェだそう。
もう本当に、飛び上がりそうなくらい嬉しい気持ちでいっぱいです。

ですがそれと同じくらい、まだひよっこ中のひよっこの私に果たして本当に務まるのか…不安な気持ちも募っています。

今までの私は風景の写真ばかり好んで撮ってきました。
そんな私が人を、しかも大勢の人が楽しんでいる様子や、どんなイベントなのか分かるような写真を撮影するということにビビり散らかしています。
ほぼ趣味で気が向いた瞬間にだけシャッターを切っていたのが、急に具体的な目的を持った写真を求められて、正直なところ全然自信がありません。

ですがこれがターニングポイントになるような気もしているのです。

本格的に写真を撮ることに専念したくなるのか、それとも趣味感覚で続けていくのか。

「今日はパンを食べたい気分だけど、明日はお米を食べたくなるかもしれないじゃん?」

普段私はSNS上で、自分から率先して人に意見を乞うことはほぼありません。ですが、最近の自分の悩みが大きくなりすぎて、初めてDMを送ってみました。

相談したのは、映画監督や写真家をされている枝優花さんという方。枝さんの作品に感銘を受けたことがあり、以来こっそりSNSを追っていましたが、そんな監督さんに、返信来ないことを覚悟でこんな相談をしてみました。

Q.最近、思い立って文章を書くことを始めたり、好きだった写真にも前より熱を持って取り組みはじめました。
最初は楽しく取り組んでいたのですが、最近自分が本当は何をしたいのか迷走しています。文章も、写真も、自分は一体どんなことを形にしたいのか分からなくなってしまいました。

少し端折ってまとめましたが、おおまかにこんな相談をしたところ、なんとお返事を頂くことが出来ました。

A.自分のやりたいこととみんなにウケることがイコールになる世界ってなかなかないよな〜と仕事をしててもよく思います。
評価されるために行動してもいいし、そんなん関係ない!って好きなことを追求することもいいし、好きにしたらいいんだけど、どっちもやるのがいいんじゃないかしら。なんでどっちかじゃないとダメなんだろ?
今日はパン食べたいけど、明日はご飯食べたい日もあるじゃん?
まじでこの世はなんでもありなんだよ。どっちかじゃないと清くないとかない。大事なのは今が1番楽しくあれることだよ。

枝さんからの返信で、自分の視野の狭さを痛感することになりました。


自分のやりたいこととみんなにウケることがイコールになる世界ってなかなかないよな〜と仕事をしててもよく思います。

今活躍している映画監督さんですら、そういう風に思うことはあるんだなあと、まず人間味を感じました。いくら映画監督さんでも、同じ人間なんだなと。
そしてその現実。これって私だけが感じていることじゃないんだなんだなと、同じ悩みを持つ人もいるんだということに、少し安心してしまいました。

なんでどっちかじゃないとダメなんだろ?

これにははっとさせられました。
少し前の記事でも出した言葉なのですが、最近「守破離」という言葉を知りました。元は剣道や茶道で修行における段階を示した言葉だそう。
」は、師やその流派の教えを忠実に守り、身につける段階。
」は、他の師や流派の良い教えを取り入れ、技を発達させる段階。
」は、その流派から離れ自分独自の新たな技を生み、確立させる段階です。

私はまだ全然自分の「守」をきちんと作れていないにも関わらず、自分が何をしたいのかという「離」に向かって突き進んでいました。

まずは「守」に対して忠実に突き進んでみる。それを続けていくことによって、ふとしたときにそれを「破」る瞬間が現れ、それまで学んできたことから「離」れて自分のしたいことにたどり着けることが出来る。

どっちかが清いのか考えるよりも先に私が最初にやらなければならないのは「守」を見つけることなのだと気付かされた言葉でした。

大事なのは今が1番楽しくあれることだよ。

まあ、最終的にはこれです。
何事も「やらなければ」「こうでなければ」と考えていると、上手く出来ない自分とのギャップに苦しんで挫折してしまいます。
自分のやりたいことを見つけるためにはまず続けることが1番大切なことなのです。
あっさりとした一言でしたが、私の心にすんなり落ちてきました。

兎にも角にも、楽しみながら修行する

イベントの準備は現在着々と進んでいるようです。
来月には、そのイベントの打ち合わせも控えています。

上手くいくかいかないかはともかく、私は今の私の全力を出し切るためにも練習あるのみです。

今後は今詰めすぎず、楽しみながら、イベントまでの過程を少しずつ記録していければと思います。

次回の記録は、いいものであればいいのだけれど。

花が咲くまで、もう一踏ん張り。


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