なんで自分だけ、って思ってた
仕事が終わって急行に揺られながら右手の親指で文字を打つ。目の前には英検2級の英単語本に視線を落とす青年がいて、ヨーロッパ出身らしき白い肌の家族が頭にサングラスを乗せて子供を抱っこしています。そして私は、思い出したことを書き留めようと親指を動かしている。
私がまだ10代だった頃のほとんどは無所属だった。
学校に通うことがどうしてもできなかった。
『不登校』の三文字では片付けられない程にそれはそれはたくさんのどん底も真っ暗なトンネルも闇も闘いもありました。
学校に行けない自分は