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おしまいまでの日々

最近、また日記を画像にしてツイッターに投稿するようにした。

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なので平日にこれを投稿して、金曜日に投稿していたこの日記は土日のうちに投稿しようと思っていた。

けれどだめだね。土日のうちに、とか、できれば、とかボンヤリした決め方だと、人はできません。ということでこの日記は更新日を金曜夜に戻して毎週書くことにした(とか言って今土曜日に更新しているけど)。

やはり日記を書いてると落ち着く。とまらない日々に石を置いていく感じ。ペーパーウエイトのような石を、週に一回。それが何になるかは分からないけれど、これから生まれてくる子どものこと、作品のこと、毎日のことを残していこうと思う。

日記を書いてない間に色々あった。まず引っ越し先が決まった。次は自分のレベルに合わないハイソな街に住む。今は新築のマンションに住んでいるのだけれど、次住むところはここの家賃より一万高く、なのに築二十年以上のボロアパートだ。物件を探しながら大変惨めな気持ちになった。

ということでこの街に住むのもあと二週間ほどになった。昨日は妊娠が分かった時からお世話になっている病院で最後の健診だった。途中で分娩が始まり一時間ほど待った。診療が終わると八時を過ぎていて、待合に戻ると誰もいなかった。

おじいちゃん先生の声を聞くのももう最後、この待合ももう最後。自分にとって大切な場所。でももう来ることは一生ない。そういう風なことを何度も繰り返してきた。誰もいない待合を振り返る。慣れても寂しさは毎度わき立つ。

病院の外に出るとまるい月が浮かんでいた。今日は中秋の名月だと仕事場の人が言っていた。線路に沿って来た道を帰る。通り過ぎていく電車を見上げると、知らないどこかへ行く、見知らぬ人たちがいた。そして私もまた、見知らぬ人なのだ。この道を歩くとき、私はとても懐かしい気持ちになる。それは自分は一人だという安心感が手にとるように感じられるからかもしれない。いつか一人で過ごしていた時のことを懐かしく思うときがくるのだろうかと考える。お腹の子どもにもカタカタという電車の音は聞こえているのだろうかと考える。

ここで日記は終わり。以降は創作日記になるのだけれど、今回から日記と創作日記は分けようと思っています。日記(育児日記)の部分はこのnoteに、創作日記の部分はFANBOXの支援者向け記事に掲載する予定。

というのもありがたいことにFANBOXではじめて支援していただきまして…。あまりうまくFANBOXが使えてないので、どうしたらいいだろうなと考えた結果がこのようになりました。

FANBOXも週に一回、金曜日に更新予定。小説の進捗状況や、どういう風に書いているか、小説を書くことに関し思っていることなどを書きます。青臭い恥ずかしいこともそのまま書く予定。月百円から読めるので小説を書いている方はぜひ。意見交換いたしましょう。

つづきは以下へ。

それではまた来週。

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読んでいただきありがとうございました。サポートしてくださると本づくりが一歩進みます。