sato

陶芸勉強中です…! 知らないことがたくさんなので、実験や勉強をしていきたいです。

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最近の記事

御本手

粉引茶碗を焼き続けていたら、今回は御本手が出ました…! ほんのり優しい緋色🔥 粘土は宮城や山形の鉄の多い黄土みたいな感じのものです。 そこにカオリン単味で化粧掛け。 一度酸化で焼き上げたものを還元で焼き直しをしました。 二度目の焼きではガス圧が低めだったため、還元が弱くなっていたのかもしれません。 温度コーンが倒れたら酸化に戻して10分ねらし。 窯を開けたらこの子が目に飛び込んできました。 少し形は弱々しいけれど、 柔らかな感じでまとまっているからこれはこれで

    • 朝鮮唐津に初挑戦…!

      卒業まであと少し、 ということで今まで自分がやろうとしなかったことを実験しようという試みなわけです。 朝鮮唐津は私と好みが正反対な共同制作中の人の好みのものでした。 鉄の黒釉薬に藁の白い釉薬が滲んでいる焼き物です。 手元に持っているのはこのような物でした。 さっそく調合。 黒釉は黒天目、加茂川石ベース。 白釉は以前作った卯の斑釉。 結果は、卯の斑が固くて流れない、滲まない。 白をもう少し柔らかい調合に変えるため、 長石と土灰の量を調整して再テストです。 つい

      • お茶室の釉薬-その1-

        私が通っている茶道教室日々是好日、面白庵の庵主である小谷一仁さんから、茶道で使った灰を戴きました。 面白庵で学ぶ茶道は能動的で、自由で、学ぶことがたくさんあります。 お稽古が毎回楽しみです🍵 そんな素敵な場所の灰を使ってお茶碗を作ります…! 持ち帰ってすぐに灰汁抜き。 水にさらすと灰汁は少なく、2回ほど洗って乾燥させました。 この灰を使って、石、粘土、カオリンを混ぜてテスト焼成してみました。 結果は下の感じ。 比率は灰が7石が3の1200℃。 なかなか良さそう、シン

        • 金ヶ崎の粘土-その2-

          金ヶ崎の粘土、焼成してみました。 普段よく使うシンプルな透明灰釉をかけて強めに還元を。 かなり土の中の鉄分が多く、激しく歪みましたが、土の焼け、釉薬との相性がとてもよく 歪ではあるものの結構気に入った焼き上がりになりました。 も少し還元弱くするか、焼成温度を下げるかするなり徐々に調節していこうと思います。 成形の段階では、粘土は軽く密度が小さいような印象でした。 湿った状態では真っ黒に近く、素焼きでは朱色に。 蹴轆轤でひくのははそんなに難しくなく、すんなりと形にする

        御本手

          金ヶ崎の粘土

          今日は金ヶ崎で掘らせていただいた粘土を精製し、はじめてひいてみました。 金ヶ崎の粘土は、溜池の底から掬った二次粘土と、おそらく畑を耕す際に地面から取り除きまとめられた乾いた粘土の山からいただきました。 どちらも木節質で水に濡れると真っ黒になります。 土の塊を砕き、一度水に入れてドロドロにして、木の根、小石を取り除きます。 できた泥の上水を取り除き、布に乗せて程よい硬さになるまで乾かします。 少し密度が小さい軽い粘土になりました。 粘り気はしっかりとあり、使いやすそう

          金ヶ崎の粘土

          井戸茶碗の釉薬

          前回投稿した緑の灰釉、あれを酸化焼成で低温でじっくりと焼くと井戸茶碗の釉薬になります。 土灰と灰と石、ただのこの組み合わせと酸素を与えるか奪うかで こんなにも表情が違います。 使う石もどんな石なのか、井戸が焼かれた朝鮮半島の土地に思いを馳せ想像します。 井戸の釉薬は溶かしすぎず、程よいカロリーで止めること、これ大事。 まだそのタイミングは探り探りです。 初めて焼いた時はバリバリに釉薬を弾いてしまったり… 温度の急上昇、生がけ、釉薬の厚み、反省点はたくさんあります。

          井戸茶碗の釉薬

          2021年プレ卒業制作の作品が焼けました

          初めてnoteを書くので緊張しております。 今期の提出物が完成しました。 掘ってきたカオリン質の高い木節粘土、なかなかこれをひくのに慣れるまで時間がかかりました。 何度も粘土をひいて練ってを繰り返し、ようやく滑らかな粘土に。 この粘土に、井戸用に作った灰釉にCaを増量したものをかけ、強めのRFからOFに戻し焼き上げました。 灰と石の比率は6:4 溶け切ってない釉薬が好みです。 形は大好きな乙御前を意識してみました。 手捏ねではなく、蹴轆轤整形ですが丸っこい形が気に入

          2021年プレ卒業制作の作品が焼けました