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考えるより行動する?行動するより考える?

言うは易く行うは難し。考えるだけで先に進めないことは私にもよくある。思考の飽和点をとっくに過ぎていても、つい考えすぎてしまう。どうしてだろう?それは、考えすぎる方が簡単だからだ。率先して行動を起こすより、考えているだけの方が気楽だ。実行に移すよりぼんやりと思いをめぐらせているほうが、心地いいのだ。考えているだけなら失敗するリスクはゼロだが、行動すれば失敗のリスクは確実にゼロより高くなる。ただ考えたり、他人の行動にコメントしたりするだけの人が多いのはそのためだ。考えているだけの人は現実とかかわらない。そのため、挫折する心配は一切ない。一方、行動する人は挫折のリスクと無縁ではないが、その代わり経験を積むことができる。「望んでいたものを手に入れられなかった場合に、手に入れられるのは経験である」という、この状況を表すのにぴったりの有名なフレーズもある。
-Think Clearly  (Rolf Dobelli ) p27

Rolf Dobelli 著の"Think Clearly"の一節である。

私は考えに考えて行動するのが怖くなり、結局何もしない派だ。

もちろん、ちゃんと行動を起こすこともある。
でもリスクがある場合、失敗を恐れてどうしても行動するのが怖くなってしまう。行動して失敗するくらいなら、しないほうがいい、と思ってしまう。

「やらない後悔よりやって後悔」
この言葉を思い出せた時はかろうじて行動できる。

完璧主義で未知のものが怖く臆病な私には、勇気を持って挑戦することは容易ではない。


でも、このフレーズを読んで、失敗から得られるのは失敗ではなく、「経験」なのだと気がつけた。

変わらぬ現実をこのまま見続ける辛さと行動して失敗する辛さ、どっちの方が大きいのだろうか?


私には恋愛的に気になる存在がいる。
彼とはもう長い付き合いで、お互いに信頼しあえる存在だと思う。
でも私の好意はこの思いの大きさそのままには伝わっていないと思う。思いの形も違うものとして捉えられていると思う。

関係を崩す怖さ、嫌われる怖さもあるけど、
このままにしていいのか?考えるばかりでいいのか?
たとえ失敗しても死なないし、次はこうしようという教訓が得られるかもしれない。
なにより、行動が変われば未来も変わるし。

この本に、そんな勇気を与えてもらえた。
1度きりの人生、やれることだけやってみよう。
もう十分に思考の飽和点には達しているので、あとは思い切って行動だ。

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