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発覚、そして緊急入院


▼発見の経緯

7/29
地元の病院は混む、なんて話も聞いていたし知り合いにも会いたくないと浅はかな私は小さなことを恥じらい、隣町の婦人科に行った。

「今日はどうされましたか?」と受付のおねえさんは私の顔を見てギョッとしていた。

予約をしていたわけでもないし、待合室にはチラホラ人がいたが、問診票を書いてすぐに呼ばれた。そして採血してきてください、と。
こんなに出血してるのに、血を抜くのか!と思ったけどこれは本当に大切なこと。そりゃそう。

婦人科の例の椅子に座りエコー検査、採血の結果をすぐ出してくれて呼ばれた。
先生は少し呆れながら困りながら泣きそうになりながら丁寧に説明してくれた。



粘膜下筋腫が認められます。(子宮の入り口を塞いでいた)
卵巣に腫れのようなものもあります。
ヘモグロビン 5.8g/dL (女性平均12-16 g/dL)


ここでは輸血できませんので貴方の地元の病院へ搬送します!!!!と強めに言われた。
嫌ですなんて言ったもんならベッドに括り付けられるような勢いだった。親と職場に連絡し、大人しくベッドに横になり救急車を待った。

血管ルートを取るのに看護師さん四人くらいに囲まれとても苦戦していた。聞けば、肌が白すぎる、血管が浮き出てこない、血管が見えずルート取りづらい…とのことらしい。
受付のお姉さんがギョッとしたのがそこで理解した。そして早めに呼んでくれた気遣いに心底感謝した。


同意書を書いてください、とまた丁寧に説明された。これから点滴する液体は出血のショックを和らげるものと書いてあった気がする。あぁ危ない、出血死の可能性もあったのかもしれないとぼんやりしていた。



救急隊が到着し、私は謝ってしまった。
迷惑おかけして本当にすみません、それを言ってしまった時の婦人科の先生の悲しい顔は忘れられないし、すぐに笑顔で「大丈夫!心は強くね!がんばって!」と言ってくれたのも一生忘れないだろう。


そして私の住んでいる地元の病院へ戻されることになるのである。最初から地元の病院に行ってくれれば、は少し傷付きました。まぁごもっともなんですけど…すみません…。


地元の病院へ搬送され、すぐ診察をした。
採血!またかよ!なんて思ったけど仕方ない。思う存分調べてくれ。そしてまたエコー検査。もう恥じらいなどないしそれどころでもない。
筋腫もあるし嚢腫もあるね。MRIしよっか!って愉快な先生が言う。なんだかその愉快さに救われた。


その時の時刻は12時半。

「MRI 13時半からだったら今日空いてる!よし今日から入院ね!入院だから念のためコロナの検査してきて〜、そのあとMRIね!いってらっしゃい!」


なんとも勢いが凄い。歩くのは危険なので、と言うことで車椅子を押され待合室についていた親と合流しコロナに感染してないかの検査。陰性。


MRIとるために金属チェックをされ、横になってリラックしてくださいね〜と言われてその通りにしたが、ルートのところにベルトバチーン!とされて悶絶するほど痛い。
造形剤も「これから入れますね」もないまま入れられこれもまた痛すぎて半泣き。ビュッと勢いよく入れられるのが痛くて仕方なかった。これは我慢しちゃダメなんだろうけど我慢してしまった。

そしてそのまま病棟へ。


▼緊急入院ってやつ。


輸血同意書をふらふらになりながら書き、1回目の輸血。
この時こんな大ごとになるなんて思ってなくて過去の自分を反省し泣いた。

次の日、ヘモグロビンは5.8→6.8
1しか上がらなかった。最低でも8.0は欲しい、もう一回輸血します。と言われ2回目の輸血。
輸血が終われば自由で食事制限もないので夕方に売店へ行った。少し動いてないだけで体力がゴリゴリ減っていく。ベッドへ帰ってきた時にはもうゼェゼェハァハァしていて夕飯の時間まで動けなかった。

次の日 6.8→8.0 ギリギリの数値
退院させたくないけど退院してもいいよ、と言われて退院することにした。
貧血だから疲れやすいよ!退院後の生活無理は絶対しないで!念には念を押された。


MRIの結果を聞きにと退院後通院1度来てくださいと言われて予約して帰宅。
大変なことになってしまったなぁ、と何処か他人事の私は帰宅後何にもする気にもなれず上司に連絡して携帯を投げ出し布団に入ったが、心配した叔母が快気祝いにランチをご馳走してくれた。肉である!

久しぶりの味の濃いご飯は胃もたれしそうになったけど美味しかった。


▼献血に行ってほしい

切実に。
今回2度に渡る輸血は、日本のどこかのB型Rh+の方の血液です。

献血に行こうって思ってくれた誰かのおかげで、私は助けられました。
なので協力してくれる人は是非献血に行ってほしい


私はもう輸血歴があるので一生献血に行くことが出来ません。
健康になっても、行くことが出来ません。

なので是非お手隙の際にご協力をお願いします!


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