術方は知識を得ておくべき



私は腹腔鏡手術と子宮鏡下手術をしました。

腹腔鏡手術


卵巣嚢腫 → 腹腔鏡下卵巣腫瘍核出術
お腹に3〜4箇所小さな穴を開け、そこにカメラやら鉗子を入れて行う手術

メリット:回復が早い、入院期間が短い、社会復帰も早い

デメリット:他臓器損傷が起こる可能性、合併症、癒着が強かったり出血が止められない場合は開腹手術に移行する場合もある



子宮鏡下手術


粘膜下子宮筋腫 → 子宮鏡下筋腫摘出術
子宮の入り口からカメラを入れ電気メスで操作し切開・切除をする手術

メリット:お腹に傷が残らない、痛みはほぼない、社会復帰が早い、癒着が起こりにくい

デメリット:大きな筋腫や、筋腫の発生位置によっては腹腔鏡や開腹手術に切り替わる可能性がある、膣内の菌が子宮の中に入ることで子宮内感染症が起こり頭痛や発熱が起こる場合がある

私の場合、有茎性粘膜下筋腫だったので
筋腫を取った際に子宮穿孔(子宮の壁に穴が開くこと)の可能性があるが、腹腔鏡手術もやるのでその場合はそちらから縫合します。
と事前に説明された。

子宮穿孔が起こると出産時は帝王切開になりますが、お産前の大切なお身体なので、そうならないように慎重に手術させていただきます。と心強いお言葉を頂いた。リスクは仕方がない。



麻酔


麻酔科の先生は恐らく年齢が近かったと思う。
若く可愛らしく優しそうな麻酔科の女性の先生はすごく信頼出来た。この先生のお陰で不安だった手術が「大丈夫かも」と思えるようになった。


麻酔 → 全身麻酔
開腹になるのであれば硬膜外麻酔を行います。
とパンフレットを出しながらわかりやすく説明してくれた。

点滴から麻酔薬を流して眠りに落ち、起きた時にはもう手術は全て終わってる状態です、って。




声かけは難しいよね


外来受診から入院までの期間、職場はお盆で忙しそうにしていたが全てお休みをいただき、のんびり過ごした。
心のゆとりができたことで自分の病気を知る時間もできたし色んな人の体験談を沢山読んだ。

きっとこれはこの立場にならないと分からない底知れぬ恐怖に怯えていたのは事実

「不安に思ったって仕方ないでしょ」という意見もいただいたが、それは私が一番わかっているし他人に言われることではない。でも悪いことを考えてしまうことを「良くないこと」と頭ごなしに言われるのは悲しかった。
ネガティブになってしまうのは少しだけ許して欲しい。

頑張ってる人に言うのは気が引けるって言われたけど「がんばって」って嬉しいよ。
「早く良くなってね、良くなったらご飯でも行こうね」社交辞令でもいい。私はそれが一番嬉しかった。

「大変だったね」「お大事にしてね」とかも嬉しかった。
かけてもらって嬉しい言葉は人それぞれかもしれない

少しでも寄り添ってもらえると、患者としては心底安心する。これはガチ。

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