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#3 さらに変化するために必要なものとは?…それはうらやましい!という気持ちかも!?

13年、ワーク・ライフバランスという考え方を広めることで
やりたいことをあきらめなくてすむ社会を作りたい、
と思っているわけですが、最近思っているのが
「大事だよ!」「やらないとだめ!」「ほら、もうあとがないでしょ!」
と追い詰めることだけでは心が動かないことがあるなぁ、ということ。

どこかストイックな気質がある私としては、
must とか should は大好物でもあるのですが(笑)、
そうではないアプローチもいいな~と思っています。

だってね、私、ライブに行くのが大好きで、
最低でも月1、2本は行かないと心と体のバランスが崩れるんですけど、
そんな私だってなんの情報もないままに、
「新規アーティストの秋ツアー、絶対大阪まで行けよ」と言われたら、
「えー、お金かかるしなー時間もかかるしー」と反発したくなるわけです。
「年間48本ライブ行けよ」といわれたら、
「なんでそんなこと、あなたに言われなきゃいけないんですかー(怒)」となるわけです。

やっぱりそこには”わくわく”する気持ちがないと!
そのアーティストの何がかっこよくて、
そのツアーのどこが萌えるポイントで、
大阪ならではの特典は何があるのか、
ということが見えていないと人って動かないよね、と
思ったんですよね。

この思考の元になっているのが、
3年ほど前に徳島県・神山町のグリーンバレー理事長の大南さんにお話をうかがった時の出来事なんです(大南さんがお話されている記事はたくさんあるのですが、私が好きなのはこちら)。

それまでの私は、「そりゃ、”わくわく”は大事だけれど、今はそんな甘い・ぬるいことを言ってたらダメでしょ!」と意気込んでいました(笑)
課題が大きいからこそ、真剣に、まじめに、取り組まないといけない、と思っていたんです。
そんななか、神山町に訪れる機会があって、
町の方ともじっくりお話をうかがえて、
本当に素敵なところでした。町の温度が優しいんです。そして、面白い。
どうしてここでこんなことを?!という取り組みがたくさん!

これは絶対、いろんな人に一生懸命町の魅力を伝えたはず!!そのうえで、どうしてこんなに盛り上がっているのか知りたい?という私の(今思うと)失礼な問いに、大南さんがおっしゃっていたのは、
・強引な誘致はしていないこと
・楽しいことを神山町でやりたい!という人と一緒にやる
・自分たち(神山町にもともといらっしゃる皆さん)も一緒になって楽しむ
・そうするとそれを最初は周りでこっそり見ていただけの人が、次はその仲間になりたい、と集まる
・強制力ではなくて、自分もその輪に入りたい、という感覚で集まるような循環が大事
ということだったんです。

これをうかがったときに、あぁそうか!と。
働き方改革やワーク・ライフバランスも、
ただ一生懸命やる、まじめにやる、だけではなくて、
「楽しそう!」「いいな、うらやましいな」「私もやってみようかな」「仲間に入れてもらいたいな」
と思うような取り組みが大事なんだな、と腑に落ちたわけです。

だから、ワーク・ライフバランスにしてもなんにしても、
「私、今、仕事の進め方を変えたらさ、
 前よりも人生、いい感じで楽しめてるんだよね~
 あなたもこっち側に来たらいいんじゃないかな、とは思うけれど、
 でもまぁあなた次第だし、あなたのタイミングでおいでよ!」
というアプローチもありなのかも、と思っています。

特に働き方については、世の中でようやく議論が盛り上がってきて、
「このことについて議論せねばなりません!」
というフェーズは過ぎつつあるようにも思うんです。
だからこそ、
ちょこっと働き方を工夫したら時間が生まれて、
その時間で前からやりたかったことができるかも!わくわく!!
という”わくわく”感とか”楽しさ”を広めていきたいな、と思っています。
(今回の投稿は、きっとこの後続く私のわくわくを自己満足的にシェアするための長い前フリです(笑))

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