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アクシデントと可能性について.2019.10.31のこと.

朝。寒くなると目覚めるまでに時間がかかる。ゆっくりと身体を解凍していく感じ。青井先生の講義。江戸の形成過程について。明暦に大火をきっかけに内堀と外堀が天下普請ー全国の大名による分担請負工事が行われた。JVみたいだ。以前研究室のゼミで外堀に関する議論があった際、外堀も巨大な土木工事であるし、段階的、あるいは分割され様々な主体のもと形成されたのではという仮説を立てたが、思わぬ形の解答を得た。単に不勉強なだけでもある。

昼。図書館で雑誌近代建築のアーカイブ。2000年以降。想定していた仮説に対して、明確な資料を得ることができなかった。仮説の修正、あるいは、資料の参照先を検討する必要がある。

ニコ生主が富士山から滑落した際の映像を見た。交通事故も放送事故も、起こっている現象だけを見ていれば、極めてドライなことしか映っていない。人生はどうしようもなく開かれていて、時折不可逆な出来事が起こってしまう。僕の些細な仕草が、誰かにとって決定的なイベント、事故になるのかもしれない。ゲームブック、ノベルゲームの『街 〜運命の交差点〜』、フリオ・コルタサルの『石蹴り遊び』などを思い出す。このあたりの考えはまとめて何かしらの作品にしたい。可能世界の話や、意味や価値の複数性、フラグの設計、他者への想像力の話にも繋がるはずだ。

夜。自宅で荷物を受け取る。チャットで友人とデザインの話。自らを実験台にすること。プレゼン資料を作成する。


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