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25歳女が考える「急がば回れ」は本当か

「アフリカでのビジネスに携わりたい」
これを言い続けてそろそろ1年半くらいになる。

就職活動をきっかけに読み始めた日経新聞には、毎週土曜日に本の特集がある。
ある時そこで「超加速経済アフリカ」という本が紹介されていた。

本の趣旨をかなり端的にいうと、
「今のアフリカはおそらく皆さんが想像しているアフリカの何倍も発展していますよ」と言ったところか。

私はその本を読んで、こんなにこれからの未来が楽しみな場所が地球の裏側にあるのかとワクワクした。


今から思えば、もしかしたらこれ以外にもアフリカに興味を持つきっかけはちょこちょこあったかもしれない。

学生時代自分と同じ時期にアフリカに留学している知り合いが3人もいたし、留学先ではアフリカルーツの友達がいたし、留学先の大学の授業で、数年後には東京に変わってナイジェリアのラゴスが世界で一番人口が多い都市になると教わった。

そんなこんなでいろんなきっかけがありながら、
「いつかアフリカに行きたいな」と思うようになり、公言するようになった。


去年の入社式の日には、社長・副社長・本部長がいる場でアフリカに拠点なんてないのに「私はアフリカに行きたいと思っています」と言っておいた笑

もちろんその後本部長からは、「あんまり適当にいうとお遊びで言っているみたいに聞こえるよ」と冗談混じりに指摘されたが、そんなことはお構いなし。その後も会うたびに言い続けている笑

東アフリカでは日本の中古車が本当に重宝されており、誰もが知っているメーカーの人間として超発展最中のマーケットで仕事ができたらどんなに楽しいかと想像するたびにニヤける。


そんな中、この前の木曜日、私が尊敬する取締役から「無料です」という謳い文句付きで飲みに誘っていただいた。

これまで社内ですれ違った際に少し雑談する程度しか話したことがなかったのですごく嬉しかった。と、同時にヘマをしないようにとかなり緊張もしていた。

実はこの取締役に買われて海外拠点に行くことが決まった人がいるという噂も聞いていたので、どう考えてもアピールチャンスだとかなり身構えていた。
(ただ、まずは気軽に話せる関係性になるのが第一なので、一回で決着をつけようとせず、自分自身も楽しむ時間にしようと思ってもいた)


いざ飲み会がスタート。たわいもない話をしている中で、海外に留学していたという話から、将来海外で働きたいという夢がずっとあるという話にたまたまなった。

👨「どこに行きたいの?」
👩「アフリカです」
👨「なんで?」
・・・

といった感じで話はかなり広がった。ただ一方でこうも言われた。
「いきなりアフリカに行って、何か価値を発揮できる?その前に違うところで力をつけて、アフリカに行っても現地の人のためにバリューを発揮できるようになっておいた方がいいんじゃない?」と。

ぐうの音も出なかった。生き急いで、ゴールに最短距離で猛進しようとしているのは誰から見ても明らかだった。

その後もしばらく話している中で、その取締役も自分も20代は同じような感じだったから気持ちはよく分かると言ってくれた。

ただ今人生を振り返ると、ゴールに辿り着く方法は一つではなく、実は遠回りだと思っていたものが近道だったとのことだった。


帰宅後お礼の連絡をすると「急がば回れ」は割とそうだと思うと改めて言ってもらった。

確かにここ最近、「今」にフォーカスできず
来るかわからない将来への不安、夢を実現できないかもしれない不安からあまり何も手についていなかった。

考えるべきことと、考えてもしょうがないことを切り分けて考えるべきかもしれない。


あとはその取締役に自分の希望を一度でもいいからまずは伝えられたことが一歩前進かもしれない。かなり飲んでいたので所々記憶がない気もするが「そんなに気負わず、あとは自分に任せとけばいいから」と言ってもらったっけな。


ひとまず「急がば回れ」というその言葉を信じて、今に集中することが大事なのかもしれない。

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