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オタクは推しの重荷になっているのかもしれない

真相は推し本人にしかわからないので、全てわたしの個人的な憶測だと念頭に入れて読んで欲しい。




わたしの推しは本当に繊細で、影の努力も惜しまない頑張りやさんで、突然消えてしまいそうなほど儚くて危うい人だ。
それと同時に承認欲求も強い人なんだろうと個人的には思っている。

これは活動に限った話ではなくプライベートでもそうなんだろうなと思う節があって、だから時々キャパオーバーになって疲れてしまうんだろう。

推しはあまり眠れない日もある人で、「寂しい」ってよく言う人で、たくさん褒めてもらいたい人で、貪欲に上を目指している人だ。
だからきっと常に満たされない何かがあって、自分でやると決めたことに対して弱音も吐けなくて、出口の見えない場所でゆっくり眠ることもできずに1人で苦しんでいる日があるのかなと心配になったりする。

メンタルが弱っている時でも、疲れている時でも、配信やツイートを通してわたしたちオタクに少し甘えてくれたり「俺の支えだよ」ってちゃんと言葉にして伝えてくれたりした。
配信者のリップサービスと言われればそれまでだが、わたしは推しの言葉を信じたいので都合よく受け取らせていただいている。


そんな推しがしばらく活動を休みたいと言った日、わたしたちオタクの存在が知らず知らずのうちに推しに過度なプレッシャーをかけて重荷になっていたんじゃないかととてつもない不安に襲われた。

「元気になったらすぐ戻ってくるからね」なんて言われたって、そのまま推しが消えてしまうんじゃないか、戻ってこなかったらどうしようって怖かった。
自分たちは居ていい存在なのかわからなくなった。

推しがやめてほしいと言ったことはしないようにしたし、逆に推しがしてほしいと言った事は積極的にした。
みんな推しのことが大切で、大好きで、のびのびと活動してほしいから他の同担も同じくそうしていると思う。

適度なプレッシャーはモチベーションを保つために必要だと思うが、「楽しみにしてます」「〇〇が見たいです」「頑張ってください」「待ってます」なんて、オタクが言いがちな何気ない言葉が、キャパオーバーになった推しにとって重荷になってしまっていたのだとしたら、これからわたしたちはどうすれば良いかわからない。


自分もメンタルが弱い部分があるので、自分が病んでいるとき人に言われたくない言葉は休止前の推しには言わなかった。

「声聴けないの寂しい」とか「早く元気になってね」とか「頑張ってね」とかそんなのは全部こっちの都合で、病んでいる人からしてみればうるせえとしか思わない。

上手く寝付けないほど頑張っていて繊細な彼は確実に頑張りすぎているし、1週間でも1ヶ月でも半年でも1年でもゆっくり休んでほしい。
休むことは勇気がいることだけど、推しが楽しく活動できないのなら意味がない。そんな推しの姿はつらすぎる。


またいっぱい笑って色々な話を聞かせてくれる元気な推しに会いたい。
「俺頑張ってるでしょ?」「かっこよかったでしょ?」って褒めてもらいたくて仕方ない可愛い推しに会いたい。

推しが活動のことでつらい時、そばにいてあげられるのはわたしたちファンじゃない事は確かだ。
1番近くで推しの活動を応援できる存在だけど、その反面きっと少なからず推しのプレッシャーになっている部分があるから。

自堕落な生活をしても良いから、どうか美味しいものを食べて、暖かい部屋でふかふかのベッドに横になって、1日ぼーっと過ごして、全部忘れてゆっくり休んでほしい。
今まで活動のために削ってきた睡眠時間を取り戻すくらい、たくさん眠ってほしい。

繊細な人だからきっと1人でいるんだろうけど、個人的には誰かがそばにいてくれたらもっと安心だな。

彼を癒して安心させてくれるなら、もういっそのこと彼女でもなんでも良いよ。
限界拗らせオタクのわたしがそんな風に思うくらい、推しのことが心配で大好きだよ。


"今日" の推しの声を聴けなかったり、ツイートの通知が1つも来ない日々は想像していた何十倍も寂しい。
推しはわたしの生活にこんなにも溶け込んでいたなんて知らなかった。

でも、スマホを開けばいつでも大好きな推しの声を聴ける。

そんな時代に生まれて来れて幸せだ。



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