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やっと娘が抱っこでの寝かしつけを卒業した話



私には生後10ヶ月になる娘がいる。

最近、抱っこや授乳での寝かしつけを卒業して、自分で少しずつ寝れるようになったので簡単にまとめてみようと思う。


  • 新生児期(〜1ヶ月)抱っこでねんね

新生児期の娘は寝るのがちょっとだけ下手だった。
背中スイッチも勿論搭載しており、抱っこでゆらゆらと寝かしつけ、やっと寝たかな~と床にそろりと下ろすと10秒後に泣いて起きる。
この頃は乳頭混乱で直母拒否だったため、添い乳も叶わなかった。いつも私のあぐらの上が寝床となっていた。 
朝6時に起きて、何やかんやで一睡もせず19時まで泣き続けていたこともある。流石にとどめで風呂に入れてミルク飲ませりゃ寝るだろと思ったら、ミルクを飲みながらウトウト…そして快便…おむつ替え…覚醒…ギャン泣き…興奮して寝れずと破滅への輪舞曲をくらったときもある。




え?里帰り終了したらこの寝かしつけハード赤ちゃんを一人で相手するの?家事もするの?鬱になっちゃう?と勝手に一人で絶望して大泣きした(紛れもなくマタニティーブルース)の私を見て、実母が言った。






「ねんトレをしよう」




  • 生後2ヶ月〜3ヶ月 抱っこでねんね

ねんねトレーニング、通称ねんトレ。そりゃあもう私のあぐらの上で寝る娘を見ながらひたすらスマホで 赤ちゃん寝かしつけ 赤ちゃん寝ない 赤ちゃん寝る方法 赤ちゃん自分で寝ない と調べまくっていたので存在は知っていた。
ジーナ式はタイムスケジュール決めるの気が狂いそう、かといってファーバー式?はギャン泣きには耐えれない…と思ってた。  


「そんなに固く考えないで、最終目標を抱っこじゃなくて添い寝とトントンで寝れるようにしよう。」


実母はそう言った。なるほど、それならできるかもしれない。そう思った。


色々難しく考えず、やることは2つだけに絞った。


まずは朝日を必ず浴びさせること。朝、起きたら必ずカーテンを全開にして、朝日を浴びさせた。これは退院した日から心がけていた。そのせいなのか体質なのか、新生児の頃から、夜は割と覚醒せずに寝るモードになる子だった。(ありがたい)


2つ目は抱っこで寝かしつけて、完全に寝落ちする前に床におろし、とどめは添い寝のトントンで寝かせること。

これは最初は非常に手こずった。勿論、寝ずにギャン泣き。赤ちゃんサイドからしたら、折角心地の良い眠りについている途中で、急に固い床におろされたらそりゃ怒るな。
せめてもの気持ちで、授乳クッションの上に頭をのせ、クッションが枕になる形で置くように心がけた。
泣いて泣いて寝ない場合は、数回やったあと抱っこで寝かせることをオッケーとした。


20回に1回、幻の床におろして寝付く時もあったが基本は抱っこで寝かせる日々だった。
この頃は一日中、いや、一生、私は寝かしつけをして生きていくんだ…と途方に暮れていた。


3ヶ月のある日、意地になった私は午前中1回目の寝かしつけを絶対に床におろしてしてやる!と、意気込んだ時があった。
抱っこでウトウト→床に置く→泣く→トントン→諦めて抱っこでウトウト→床に……の繰り返しを永遠と繰り返したのである。
2時間位格闘した末、娘はやっと(あきらめた?)床の上で寝た。私のメンタルは崩壊していた。



しかしその日から、20回に1回だった床での寝かしつけが、1日に1回は成功するようになった。


その時は添い寝をして、耳元でひたすらシーーーと囁きながら胸のあたりをトントンする方法が効いた。20分以上はかかり、苦しさと同時に肺活量は鍛えられたが、希望が見えてきたのである。

シーーーと言い続けるのもしんどくなったので、ホワイトノイズを流すアプリをインストールした。これも効いた。


この頃は1日、1回は添い寝で寝かせれたら花丸!と思うようにした。


  • 生後4ヶ月~5ヶ月 地獄の睡眠退行

寝かしつけは時間がかかるが、夜は割とまとめて寝れくれる赤ちゃんだった娘。生後2ヶ月では4、5時間は連続で夜は寝てくれていた。

が、恐怖の睡眠退行がやってきたのである。
夜はひどいときは30分起きに起きるようになってしまった。
まだまだ添い寝では寝ないため、抱っこでの寝かしつけ。おろすと泣く、仕方がないのであぐらの上で寝かせる。壁に持たれてうたた寝、、、

勿論気が狂った。不眠症にもなった。イライラしたり不安感に襲われたりもした。昼寝も連続で30分しかしない。できればこの頃には二度と戻りたくない。



反対にお昼寝のときは少しずつ添い寝で寝るようになってきた。
この頃はホワイトノイズや、水の音、ドライヤーの音、麺をすする音など、アプリで流しながら、両手を握って(遊ばせないように)添い寝をしていたら、30分くらいはかかるが寝るようになってきた。
抱っこじゃなくて床の上で寝る、と覚えてきたのかもしれない。
おかげで私も寝かしつけながら寝落ちすることができて、少し救われた。




  • 生後6ヶ月~8ヶ月 添い寝でねんね


2ヶ月で睡眠退行がやっと終わり、急に夜通し寝るようになった。

メンタルも回復してきた所で、娘の運動機能がスクスクと発達。
どうやら好奇心旺盛なタイプで、気になったところには、すぐに行きたい!遊びたい!舐めたい!と、高速ズリバイと、高速ハイハイを即座にマスターした。
ちなみに7ヶ月でつかまり立ちもマスターした。
最終的にハイハイレースもぶっちぎりの1位だった。


運動量が増えたからか、完全に添い寝で寝るようになった。
ホワイトノイズも、仰向けにして泣いたときに軽く流して、興味を引き、泣きやんでそのまま寝る…という流れになったため出番も少なくなっていった。
お昼寝の時間は1時間程度にのびた。



  • 生後9ヶ月~     少しずつセルフねんね 

そして生後9ヶ月。
ここで新生児の頃から枕にしていた授乳クッションが秘められたパワーを発するようになった。


授乳クッション = 枕 
枕の上に置かれる = 寝る時間


と認識するようになったのだ(?)

そろそろ眠そうだな~と思ったら、クッションを用意し、目の前でボフボフと軽く叩くと、クッションに寄ってきてそのまま顔面をクッションに埋めるようになった。

この仕草がめちゃめちゃに可愛いのだ。

そして近くで見守っていると、クッションに顔をこすり付けながら眠りに落ちていくようになった。
完全にブランケット症候群に片足を突っ込ませている気もするが、安心して寝てくれるのならオールオッケー。


ちなみに夜の寝かしつけは、クッションの上に寝かせ、部屋を真っ暗にすると自分で寝ていくようになった。
そして相変わらず夜通し寝るが、朝型少し目が覚めてしまうようで。
前までは添い寝をしてあげると直ぐ二度寝していたが、今では自分でクッションを見つけて(寝相が悪くクッションから離れてる)顔面ダイブして二度寝をしている。


授乳クッション様々すぎて、生後8ヶ月で混合から完ミに移行したので、本来なら授乳クッションはお払い箱なのだか、まだ現役で活躍しているという謎の状況にいつも笑ってしまう。



とこんな感じでダラダラとねんトレの記録をまとめたが、きっと寝る前のルーティンを毎回欠かさずに行っていたからだと思う。
娘の場合はルーティン=授乳クッションの上に寝かせられることだったのだろう。

ちなみに窒息が怖かったので寝返りができるようになるまでは、完全に寝付いたあとにクッションをテーブルクロス引きの要領でサッと頭から抜いていた。何回か起こして絶望したけど。



次の不安はこのまま成長していって、2歳半で保育園に入るときに「このクッションがないとお昼寝できないよー」と言われることである。
毎日子どもとクッションを抱えて送り迎えをするのか…?と戦々恐々としているが、またその時に考えようと思う。




買ってよかった育児グッズナンバーワンは兎にも角にも授乳クッションだった。あんまり母乳出なかったけど。
ありがとう授乳クッション。来世でもよろしくね。


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