見出し画像

令和5年度 九州大学・推薦 編入体験記

こんにちは!参考程度にざっくりと読んでいただければ幸いです.

はじめに

この記事は,「令和5年度 九州大学 工学部」の編入学試験『推薦選抜』(電気情報工学科)を受検した際の体験記です.結果は「合格」でした.
そのため,一般入試に関することはあまり記述しませんのでご注意ください.また,募集要項(出願条件等)を理解した前提で話を進めます.


自己紹介

(しばらく自分語りが続きますので,ほどほどで飛ばしてください…)

履歴

出身:  熊本高専 機械知能システム工学科
順位:  1年…5位 2年…3位 3年…2位 4年…2位 ←出願条件ギリ
受検学科:九州大学 工学部 電気情報工学科
併願:  弊校の専攻科(生産システム工学専攻)
得意科目:英語,数学,力学系分野
興味分野:情報系(Web系,機械学習など)

スペック

資格
 ・英検  準1級(2年の3月)
 ・技術英検 1級(3年の11月)
 ・TOEIC公開テスト 920点(L: 465, R: 455)(5年の4月)
部活 (どちらも1年生~)
 ・情報システム研究部(4年で部長)
 ・英語研究部
バイト
 ・個別指導塾での講師(4~5年)
 ・留学生チュータ(勉強&学校生活のお手伝い)
表彰・イベント
 ・2年で高専プログラミングコンテストに参加,企業賞受賞
 ・4年でCO2測定装置作成ワークショップに参加(講師)
 ・4年で英語プレゼンテーションコンテストに参加,地区大会3位
授業
 ・それだけで授業が理解できるノート(カンペ)をPCで作成


受験対策

カンペ作成・面接練習

志望動機や研究内容など,ベタなことをメインにまとめました.2週間前くらいから,少しずつ話す練習(一人で)をしていました.

過去データをあさる

ネットから過去の先輩方の体験談を集めました.ただ,推薦の体験談は1,2つしか見つからなかったため,苦労しました.(記事末尾にまとめてます)

一般入試対策

電気情報工学科は,一般入試に「数学」「専門科目」(電磁気学or計算機工学)の2つがありました.数学の過去問をメインに解いていましたが,結構難しくて,推薦に落ちたら諦めようかな,と考えていました.
※英語は2024年度から試験制度廃止のため,略

動機

進学した理由

  • 自分のやりたいこと(分野や職種)が明確に定まっていなかった

  • 情報系に興味があり,もっと学んでみたかった

  • 就職するにはまだ早いと感じた

九州大学を選んだ理由

  • 4年の夏に「九大・高専連携プログラム」(工学部 基礎融合工学科)のインターンシップに参加したことがあり,その繋がりで電気情報工学科に興味を持った

  • (つまり,志望校決定はかなり遅かったです)


試験内容

実施形式

所要時間:30分程度
 ※集合:面接開始10分前,実際の面接:15分程度
実施形式:Zoomを用いたオンライン
での実施
・試験前日(6/10)に接続テスト(参加自由)
・Zoom会議は2つあり,まず「①本人確認用」で本人と周囲を確認したのち,「②口頭試問用」で実際の面接を行った
面接の様子
・会議①②どちらも,先方は音声のみ(カメラなし)
・受験者はカメラ・マイク両方をオンにする必要あり
・試験官は5人程度

口頭試問

志望動機
 情報工学に興味を持っているから.(一部略)
具体的にどういった情報工学の技術・研究に興味がある?
 研究のゼミで行っている人工知能;DLのほか,研究内容であるWeb系の技術に興味がある.
英語はどういった勉強をしていたか?
 とにかく,毎日英語に触れることを重要視している.スマホ学習アプリでフランス語と同時に学んだり,留学生のチュータとして学習補助を行ったりすることで,英語力を高めている.
Webアプリの開発をしているということだったが,研究と開発の違いは?
 
開発とは,既存の技術をもとにした「ものづくり」が目的.学ぶことは二の次.研究とは,技術の最先端を理解し,一番先を突き進むこと.
どういった課題と,どういった背景やメリットがあるのか?
 (研究の内容について答えた.)

考察

すべきこと

面接内容としては,志望動機と研究をメインに備えておけばよい.とくに,(自分の場合)研究にかなり突っ込まれたので,背景やメリット,課題をある程度説明できるよう理解しておくことを勧める.

注意点

一方,試験が15分の面接のみだったため,「調査書」「推薦書」による評価割合が非常に大きいことが予想される.そのため,普段からの「積極的に学ぼうとする姿勢・結果」が評価されると考える.
結果は「合格」であったので,勉学能力のほか,「自分だけの強み」を持っておくと受かりやすいのではないか.

※ここのセクションは,学校提出用に記入した「試験報告書」のコピペです


まとめ

とにかく,ポイントとして以下を挙げます:

1. まずは「出願資格」を満たすこと

定期試験・成績をきちんと伸ばすこと.
日々の勉強はもちろん,(教員や科目によって個別の攻略法があったりするので,)過去問や先輩・友人からの情報を頼りにしてください.

2. 自分だけの「強み」を持つこと

この推薦選抜に出願する人たちは,高専生の中でも「エリート」だけです.
勉強ができるだけでなく,自分だけの「強み」を持っておかないと,推薦では通りにくいと考えます. 英語や専門分野など,何かしら突出しているとよいと思います.

3. 「推薦書」を本気で書いてもらうこと

推薦書・調査書の発行依頼にあたり,担任の先生にありったけの自分語りデータ(自己推薦書,履歴書,CV,奨学金理由書,参加したイベント一覧など)を送りました.これによって先生に「本気度」が伝わったのかな,と思います.
前述の通り,面接は15分しか無いため,書類選考の重みがかなり高いことが予測されます.書類はしっかりと書いてもらい,内容を見せてもらうと安心だと思います.


おわりに

個人的には面接が少し圧迫気味な印象を受けました(オンラインなので仕方ない).しっかりと自信をもって受ければきっと大丈夫です.

ここまで読んでいただき,ありがとうございました🙇‍♂️
情報が足りなさそうであれば,どんどん追加します.
質問・コメントがあればお気軽にどうぞ!


出典

カバー画像

(九州大学 伊都キャンパス 農学系総合研究棟)
コトブキシーティング株式会社(https://www.kotobuki-seating.co.jp/projects/list/detail.html?pdid1=00952

先輩方の体験記

推薦選抜
1

2

一般入試
1

2

3

4

5

6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?