見出し画像

"どっちか"なんて誰が決めたの

先日友達と旅行に行ったとき、ふと今の葛藤を話してくれました。
「今仕事を頑張りたい自分と、プライベートを大事にしたい自分両方いるんだよね。どっちを選べばいいんだろう。」

友達は仕事が嫌とかそういうことを言いたいんじゃなくて、
何に対しても全力で向き合うからこそ、どっちも中途半端に感じて振り切りたいのかもしれない。

私たちは20代半ばにさしかかります。
少しづつ社会にも慣れてきて、周りはまだ結婚・出産している人も少なくて。

周りを見ると、朝早くから夜遅くまで働くことにエネルギーを注いでいる人もいれば、定時に上がることをモチベーションに仕事以外の時間大切にする人がいて、いろんな働き方・生き方があるなと感じます。

そしてなんとなく、仕事かプライベートかどっちかに比重をおかないといけない空気が世の中にはあるような気がしてしまいます。

男女の差をフラットにしていこうという社会の流れで、バリバリ働く女性が増えカッコいいなと憧れる。
一方で、余白がある生活、趣味を楽しむ人の生活がSNSを通して見えると羨ましくなる。

そういう人たちを見る度に揺さぶられてしまうのは、私にもよくあります。

でも、どっちかに振り切る必要ってあるのかな。
両方に重きを置くのはダメのかな。
そう思ってしまう自分もいます。

一生懸命仕事と向き合って、だからこそ仕事以外の時間が大事に思えることってたくさんあります。

社会人になって、友達や大切な人と過ごす時間には限りがあることを感じるようになってしまった。
けれどその分、それでも時間を共有したいと思える人がいることや、その一緒に過ごす時間がとても豊かになったように感じます。

自分の時間だって、限られた時間の中だからこそ本当に好きなことだけが見えてくるし、飽きることなく続けられるのだとも思います。

仕事とプライベート、両方を大切にすることで時間をもっと大切にしようと思える、これってとっても素敵なことじゃん!
そう思ったらなんだか気持ちが軽くなりました。

最近、博報堂さんの社内プロジェクトによる「キャリジョ」について調査・分析された本を読みました。

「キャリジョ」とはキャリア(職業)を持つ、お金と時間を自分のために使いやすい人のことを指します。

世の中には本当にいろんな価値観を持った人がいて、何を生きがいにしているか、とこうも違うのかと思うことがたくさんあります。

だから、仕事に全力を注いでもいいし、仕事以外を大切にしてもいい。
そして、両方大事にしてもいい。

そのうち考えが変わることなんて全然あるだろうし、今大事にしたい目の前のことに向き合えばいい、それでいいんじゃないかな、と!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?