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今までで一番心に残っている言葉

考えるだけでなんだかワクワクするお題、ありがとうございます!
しかしこれまた、今までで “一番” 心に残っている言葉だなんて、答えを出すのがものすごく難しいですが(笑)、今回も精一杯答えさせていただきます。

「自分の心に残る言葉」って、やはり自分が一番尊敬している人から言われた言葉なのではないでしょうか。そして「自分が今一番尊敬している人」って、その時々で移り変わっていくような気がします。

この際もう包み隠さず言ってしまうと、私が今一番尊敬している人は、大学時代からお世話になっている先生です。ご研究のことはもちろんですが、人としてもすごく尊敬できる方だと感じます。

私の先生は、学生の自律性を尊重しつつ、やる気を高めるフィードバック、つまり「言葉かけ」をするのが非常に上手で、先生の元にいれば自然とチャレンジ精神が培われるような気さえします。
実際、「チャレンジを後押ししてくれるこの場のおかげで、自信がつきました」と言って卒業する人が多いのが、うちのゼミの特徴でもあります。

特に大学院に行こうか迷い出した頃は、先生からいただく言葉がとにかく刺さりまくっていたので、純粋に忘れたくないと思い、わざわざiPhoneのメモに言葉を書き留めていました。ここだけの話(笑)。

今回取り上げる言葉も、やはりその先生がおっしゃっていた言葉をご紹介したいと思います。
とても明るくタフな先生に対して、「投げ出したくなることとかないんですか?」と私が聞いた質問に対する答えです。

今目の前でやってることが上手くいかないなって、そうやってパーツパーツで見たらしんどいんだけど、でも私が目指してるのは〇〇だから、
上手くいかないことも全部それにつながってると思えば大丈夫。上手くいかないこともいっぱいあるよ。だけど後から振り返ったときに、上手くいかないこともいいことにつながってたりするんだよね。

先生は、“大きな視点で物事を捉える能力” に、非常に長けていると思います。

人は無意識に視野を狭めてしまうもので、今目の前で起こっていることで頭をいっぱいにしがちです。ノルマを達成できたとかできなかったとか、毎日の小さな出来事に一喜一憂しがちです。ただ、一喜一憂するのは決して悪いことではありません。大切なのは、「大きな目的を忘れないこと」なのだと思います。

たとえば英語を勉強するときでも、毎日繰り返し単語を覚え続けるのは、非常に骨が折れる作業です。

「一体私はなんのために、こんなに単語を勉強しているのだろう」

きっとそう思いたくもなるはずです。
その時に、単語を勉強する目的を、小さな目的から大きな目的に至るまで、視野を広げて考えることが大切なのだと思います。

たとえば単語学習でいうと、以下のような目的のプロセスが考えられます。

単語を勉強する → TOEFLで100点とる → アメリカへ留学する → 最先端の教育に触れる → それを日本に持ち帰る → 日本の教育を変える

たとえばTOEFLの点数が上がらないとか、今現状で上手くいっていないことも含めて、その先の「日本の教育を変える」という大きな目的につながる意識をもつことができれば、「大丈夫、今の努力もきっと何かにつながる」と思えるような気がします。

この言葉を聞いたときは「そんな視点があるんだ」と、新しい視座を知ることができた喜び反面、衝撃反面でした。そういう意味で、私の心にはとても深く残る言葉であり、“ちょっと心折れそうな時に思い出したい”、そんな言葉です。

 先に書いたように、この言葉をくれた先生は “大きな視点で物事を捉える能力” に長けているわけですが、このような力は、教育学では「メタ認知」と呼ばれています。メタ認知とは、「自分から一旦離れて、一つ上の視点から客観的に自分を見下ろす」ようなイメージです。

山田太郎 | 図解描きさんのnote から借用させていただきました

視野が狭まり、目の前のことに集中しすぎると、暴走したり、誤った方向に進んでしまうかもしれません。そこでメタ認知をはたらかせることができれば、「そうだ、私の目的はこれだった」と、大きな目的を意識することでふと我に返ることができそうです。

上手くいかないことも全部、その先にある大きな目的につながっていると思えば大丈夫

シンプルでありながらとても力強く、きっと多くの人の背中を押してくれる言葉です。

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