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就活の企業分析で重視してほしいこと

タイトルにある通り、今日は私が思う「就活の企業分析で重視してほしいこと」について書きます。

それはズバリ、カルチャーです。
言い換えると、組織文化や組織風土のこと。

しかしカルチャーは、業界や業種、仕事内容、福利厚生などのように形式的な項目ではないため、もちろんマイナビやリクナビのような就活サイトに企業情報として明記されていません。

そのため、その組織が持つカルチャーは、社長が話している文言だったり、説明会でちらっと垣間見える雰囲気感から、自分の力で感じとり、読み取る必要があります。

その意味で、とてもふわっとしていてわかりにくい。

だからこそ、見落としがちだし軽視しがちなんだけど、企業分析を行う上でとっても大切な点だと私は思っています。

じゃあ、それぞれの会社によって異なるカルチャーの例には、具体的にどのようなものがあげられるのか?

例えば、「名前の呼び方」があります。

ある企業では、部長のことを「〇〇さん」と名前にさん付けで呼ぶかもしれないし、またある会社では「〇〇部長」、あるいは名前すら呼ばず「部長」だけで呼ぶかもしれません。

一見、「名前の呼び方なんて、自分に何の影響もないじゃん」というふうに思われますが、この“名前の呼び方の違い”が、その企業の“上下関係のフラットさ”を反映しているとも考えられます。

一般的には、年功序列で上下関係がはっきりしている企業では「〇〇部長」と役職名を含めて呼称する傾向にあり、反対に、どちらかというと実力主義で若手の挑戦や昇進を歓迎している企業では、「〇〇さん」と年次や役職にとらわれない呼称方法をとっている傾向にあると思います。

つまり、こういう“ちょっとした違い”が、各企業が持つカルチャーの違いにつながるのであり、“ちょっとした違い”の集合体がカルチャーであるといえます。

そして、カルチャーには様々な単位があります。

大きい単位から順に述べると、たとえば「国」、「都道府県」、「市町村」、「学校」、「会社」、「家族」、そして「個人」などです。

つまり何が言いたいかというと、人それぞれにこれまで育ち、経験してきたカルチャーは異なる

だからこそ、人それぞれ自分に合ったカルチャーは異なるということです。

なので、自分がこれまでに経験してきたカルチャー、あるいは自分が望むカルチャーと180度異なる環境に身を置けば、自分の能力を発揮するどころか毎日そこにいることさえ苦痛になってしまう危険性があります。

だから私が後輩たちに何か一つアドバイスをするなら、就活で企業分析をするうえでは、ぜひカルチャーを優先的に検討してほしいと伝えたいです。

カルチャーフィットの重要性は就活生には実感しづらく、会社に入社してはじめて気づける点かと思いますが、だからこそ検討材料の一つとして重視してほしいポイントです。


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