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キャリアを考えることが"可能"になった社会人2年目

お久しぶりです、ついしゅです。初めましての方、こんにちは。株式会社ROXXというところでマーケティングをしている少し珍しい名前の人間です。
社会人になって2年が経とうとしている現在ですが、激動の2年を振り返りながら、自分の中で大きく変わった価値観である「キャリア観」について書こうと思います。

キャリアを考えられるタイミングはいつ?

キャリアって、就活の時にも、社会人の間も、ずっと考え続ける課題だと思います。何となく、キャリアを見据えた就職活動の方が良さそうみたいな風潮ありますよね。ですが、働いたことのない学生が、綿密なキャリア構築をするのって不可能じゃないですか?

自分は営業が向いているのか、マーケが向いているのか、バックオフィスの方が向いているのか、、、もちろん過去の経験から「やってて楽しい/得意な行動」を分析し、傾向を出すことはできるかもしれないけど、入社前の視野だけで決めるのはあまりにもナンセンスな気がします。
それに、開発やバックオフィスの専門職系以外、新卒はほとんど営業に配属されるし、、、。笑

私は就活の時にキャリアの話は一切せず、「何でもやります!何でもできる環境がいいです。」と言って会社を選んでいたわけですが、それでもなお「いつになったらキャリアって見えるんだyo」と思っていました。

社会人2年目にして、ようやく考えられるようになりました。こういう例もあるんだという気持ちで、読んでみてください。共感してくれる方はどれくらいいますでしょうか。

入社から1年間、ひたすら目の前のイシューに取り組む期

まず初めに、なぜ私が無名の(とか言ったら怒られそうだけど)ベンチャー企業であるROXXに入社したのか、気になる方はこちらをご覧ください。私の特性も覗けると思います

上記記事にも書いていますが、私はROXXが運営している「back check」というサービスに魅了され、入社を決めました。
一方で入社後に配属されたのは、もう一つのサービスである「agent bank」。当時はコロナウィルスが流行り出したドンピシャのタイミングであり、かつリリースから半年程度しか経っていないback checkに、活躍可能性があるかもわからない新卒を入社させるわけにもいかず、ある程度事業が軌道に乗っている部署に配属されたというわけです。

当時の心境としては、「まあ、社会も大変だし頑張るしかないか」と楽観的に捉えていたのですが、やっぱり希望の部署に行けなかったのは悔しかったです。早く社内で実績と信頼を積み上げて認めてもらい、自分がやりたい仕事をやらせてもらえるようにしよう!と決意したことを覚えています。

agent bankへの配属がとても嫌だったかというとそうでもなくて、蓋を開けてみると社会にとって必要不可欠なサービスだとすぐに理解しましたし、HRの既存事業モデルに疑問を感じていた私にとっては、世の中を変える可能性があるサービスだと思いました。

結果的に入社半年で、既存企業を担当させていただくチームのリーダー、入社1年で新規企業開拓のチームリーダー兼任と、役職だけ見れば十分な結果を残せた気がします。これは自慢ではなく事実であり、全社MVPはもう1人の同期がかっさらった(笑)ので、自分の成果に満足がいっていた訳ではありません。もっと頑張らないとね。

agent bankにいた頃…というか入社から1年半くらいは、「自分が何がやりたいか」なんて考えることはせず、ひたすら目の前のイシューに取り組んでいた記憶です。

まずは「社会を知る」「ビジネスを知る」「社内での実績と信頼を醸成する」あたりを重視して、仕事をしていた1年目でした。

キャリアに引っ張られる前に考えることがあった

事業部を異動することは非常に悩みました。これまでの経験、今のポジションをほとんど完全に捨てることになるじゃないですか。リーダーまで上がって、一部領域をほとんど見ていたような状態でもあったので、マネージャーへの道も見えてましたし、キャリア的に見たら順調だったからです。

とはいえ自分の中にモヤっている感情があったのも確か。そもそもリーダーに上げてくれたのも、マネージャーへの道をチラつかせてくれたのも、自己意思ではなく会社からの提示でした。
自分の意思を根底から考え直そうと思い、キャリアのことを考えるのは一旦やめて、「自分が仕事に時間を使う目的は何か」を考えることにフォーカスしました。

仕事に時間を費やす理由は、「自分がやりたいと思っているから」に帰着。やりたくないことに時間を費やすほど人生を浪費したくないし、そもそもやりたくなかったら茨の道感溢れるベンチャーに入社してないです。
ただ、実際お金は必要だし、だから仕事をしよう、という考え方は普通に私にもあります。毎月ネイルも美容院も行きたい。ただ、お金が必要でやることは何でもいいなら、安定した企業に行く方が良いよな〜と、思います。

また、ここで重要なのは、「やりたい」と感じる軸が、「事業」の人もいれば「キャリア」の人もいて、「お金」、「一緒にやる人間」な人もいるということ。自分は何なのかを考えた時、一瞬で出た答えは「事業」でした。(どうして事業なのかは長すぎるので割愛します。)

ROXXが運営しているサービス「agent bank」と「back check」は、どちらも私にとって「やりたい」と思える事業だったのは確かです。
ただ、「携わっている人間から聞き、納得してやりたいと思える」か「外にいる自分が共感し、やりたいと感じた」かでは、大きな違いがあると思ったのです。

せっかくベンチャーにいて、無謀な道を歩もうとするのであれば、モチベーションは自分の内面から滲み出てくるものであって欲しい。じゃないとどこかで止まってしまう、言い訳して逃げたくなる時がくるかもしれない、耐えられなくなる時がくるのではないか。

意思決定を求められる場面も多い。事業を伸ばす最適解を常に考えなくてはいけないし、準備して実行するのにも、0からやるので負荷が大きい。それでも根源で「自分はこれがやりたい」という感情があれば、意思が生まれ、責任が生まれ、結果がついてくるのではないか。(結果はついてこないことも、ある。)

そのように考え、事業ミッションが自分の価値観と純粋に重なる、back checkに異動しようと決めました。

大前提、そんな好き勝手な思考にgoを出してくれる会社ばかりではないと思っているので、会社には大変感謝しています。

キャリアを考えられるようになった2年目後半

back checkに異動し、毎日back checkのことを考えられることがまず嬉しかったのですが、思わぬところでもう一つ良い変化が生まれました。
社会人2年目にして、キャリアについて考えることが”できる”ようになったのです。

前述の通り、自分の向き不向きも分からず、ひたすらイシューに向き合っていた1年目。そもそも何のために働くんだっけ?を考えて決めた事業部の異動。
「ある程度、世の中やビジネスのことを理解」し、「伸ばしたいと思える事業に携わった」結果として、”ようやく”キャリアに目を向けられるようになったのだと思います。

仕事って何となく、キャリアを軸に語られることが多い気がします。本当はその上段に、「そもそもなぜ働くのか」「所属する組織が何をしているのか」があって、それらの納得度が高いことがキャリア形成・成長を支える重要要素なのかもしれない。(個人差あると思っていますが)
キャリア的にはとても良いけど、仕事をしていて「違うなあ」「嫌だなあ」と感じる瞬間がある環境では、結果的に成長も成果も鈍化してしまう気がします。

もう一つ、キャリアを考えられるようになった要素として、純粋に職種を変えたこともありました。
入社してから、営業やサポートにしか携わってこなかったのですが、back checkに異動して1ヶ月後、マーケへ職種を変えました。
まじで何もわからない、MTGが謎言語だらけだったところからのスタートでしたが、半年経って知識も経験ついてきて、純粋に仕事そのもの(DOのニュアンス)が、とても楽しい、自分の性に合っている、と思うようになりました。

こればかりは経験してみないとわからないことが多いですが、「得意不得意」を忖度なしに並べ、いろんな職種の人に聞いてみることでも可能だったりしますよね。(自分はしてない。)

3年目はキャリアを実現するために、学び続ける

以上、私の経験から、「キャリアを考えられるようになるタイミング」について書きました。あくまで一例として、どなたかの参考になれば嬉しいです。

4月から社会人3年目に突入するわけですが、ある程度見えてきたキャリアを実現させるために、徹底的に学び続ける1年にしたいなと思います。

どの職種もそうかもしれませんが、小手先はやりながら覚える、で何とかなりますが、全体を俯瞰して設計から入り込む場合は、全体を捉えるための知識や経験が必要になります。
普段見えている業務内容以外の部分も自主的に学び、もう少し大きな視点で物事を捉え、考えられるようにしたいと思っています。

・・・

さて、このnoteでは自分語りしかしてない気がするので、次回はちょっとノウハウによった記事を出す予定です。

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最後に少しだけ宣伝を、、、
back checkのマーケティング、私と一緒にやりませんか??

そして新卒の皆さん、ご興味あればぜひ!


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