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火力高めの落ち葉焚き

青森県三八地方では今週末ごろから最低気温がマイナスに入ってくるようです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今は消防法が取り締まっていて、枯葉を集めて焼き芋なんてのもなかなか難しくなったようです。
私が小学生の頃はまだ野焼きや落ち葉焚きなんかはそんなに規制されておらず、学校のレクリエーションの一環に「焼き芋づくり」が組み込まれたりしておりました。
校庭で落ち葉集めをし、集大成として芋を焼く、というもので、高学年の時は理科の授業と称してサツマイモを栽培し、焼き芋すらも自前で調達するという、なかなかおもしろい企画が立ったのでした。校庭もきれいになるし一石二鳥だとも思ったんでしょうね。
校庭で落ち葉を集めるといっても、境界線にぐるっと植栽してあるような感じでしたし、枯葉は量の割にかさましされるので、ゴミ袋何十袋も集めたわりに、さていざやきいもやるぞ!と燃やしてみるとあっという間に灰になっていきました。
今更枯葉を校庭で集めるといっても、もうほとんど残っておらず、仕方なく現地調達しよう、ということになりました。
当時焼き芋会場は学校から目の前の小さな砂浜でした。周りには風よけの松林が林立しており、おりしもの強風で枯れた松の葉が散乱していたのです。

小学生一同「これ足せばいんじゃね?」

あとはお分かりですね?

油分を多分に含んだ松の葉を投入したとたん燃え上がる火柱!
絵面は完全に部族の祭り!!
焼き芋は表面黒焦げ中は生!!!

焼き芋の出来としては完全に失敗でしたが、時代を問わず小学生というのはバカなことが大好きなので、砂浜に爆誕した火柱で、おなかが痛くなるほど笑い転げたのであります。


先生はめちゃくちゃ焦ってましたよね。熊谷先生あんときはごめんね。

※生焼けの芋はその後調理室で蒸されてみんなでおいしく食べました。

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