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【実話】同級生の貢ぎ奴隷になったお話 ep.25『約束・告白・決意』

ほのか様とのお取引をしばらく控えよう、、

そんなこと許されるはずがありませんでした。

ほのか様はあくまでも私を赤の他人の貢ぎ奴隷としか思っていません。私の都合でしばらく貢ぎを控えて貯金するなんて、ほのか様からすればなんのメリットもないのです。いくら貯金しようとそのお金はほのか様へのお貢ぎにかわるのですから。

貯金して後で貢ぐのも、今すぐに貢ぐのもほのか様にしてみれば大した差がないのです。

お貢ぎする奴隷である私からすれば一度ちゃんと貯金をすることで1日1日の生活への余裕や不安が軽減されます。でも、そんなことほのか様が気にかけてくれるはずありません。ただの奴隷なんですから、、次にバイト代が入るまで生活費が足りるのか、、そんな不安を感じながらギリギリの生活を送ることに次第に興奮を覚えるようになってしまいました。

流石のほのか様も多少は配慮して下り、1回に数万円という単位のお取引は提案してきませんでしたが、月に1,2回は必ず数千円単位のお取引を持ちかけてきます。

ほのか様の中では使用済みの靴下、下着などを売ることはもう当たり前のことになのです。ひと月に必ず1足は送られてくるほのか様の使用済み靴下、大学4年生になった時には1Kの狭い私の部屋の一角には大量のほのか様の使用済み靴下がありました。これ1つ1つが最低でも5,000円、、高いものだと20,000円前後の買取額、、捨てることなんて考えられません。支払ってきた額を考えれば、これは宝物なんだ!そう思い込まないとおかしくなりそうなくらいです。

お貢ぎにお小遣いを割かなければならない為、バイトばかりで、ろくに遊ぶことさえなく大学4年生になってしまいました。日々更新されるほのか様のインスタ、私とは正反対に彼氏様はもちろん大学の友達とお出掛けしたり、食事をしたり、旅行をしたり、楽しく充実した生活を見せつけてきます。

友達、、そんな存在になれていたなら。

ほのか様の奴隷になれたことに後悔はないです。他の人は味わうことが出来ない特別な関係なんですから。でも、普通の友達になれていたらと思うとどうしても悲しくなってしまいます。ほのか様と一緒に食事して、お出掛けして、沢山お話しして、ほのか様の投稿するお写真を見ながらそんな想像ばかりしてしまいます。

負け組として大学生活を送ってきた私は大学4年生になり、2つのイベントがありました。大半と大学生が行うことで、イベントといっても決して楽しいものではありません。

それは就活と卒論です。

私と違う大学に通っていますが、同級生であるほのか様は同じ大学4年生になります。

お取引を続けるうちにほのか様は暇つぶしくらいに日常的なメッセージも送ってくださるようになり当然、就活や卒論の話などもする機会がありました。

ほのか様から『お前は卒論ちゃんとやってんの?』と聞かれ、『少しずつは書いています。』と返事をしました。『うちの大学は最優秀賞とかで報奨金とかあるみたいだけど、そうゆうのあるの?』と続けて質問がありました。

正直この時点で私にはほのか様が何を言いたいのか理解することが出来ました。調べてみると、私の通う大学では学部最優秀賞は10万円の報奨金が出ることが分かりました。

ほのか様にこの事実は隠そうか迷いましたが、事実を伝えたらほのか様がなんて言ってくるか、その想像がついていたこともあり、その答え合わせをしてみたいと思いました。

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