呼び込みワンちゃん

桜が咲き始めた頃の事です。
毎年、この時期がおとずれると、私はある神社に出かけます。
神社の目の前には、大きなお城のお堀があって、お堀に沿って、それはそれは見事な桜が千本以上も植えられていて…
どちらかと言えば、お花見に訪れる人たちは、どちらかと言えば、そっちに行く人達の方が多いような気がいたします。
それでも、私は、神社の方が大好きで、いつも、お堀のほうではなく、神社のお花見に出かけます。

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呼び込みワンちゃん

桜が咲き始めた頃の事です。
毎年、この時期がおとずれると、私はある神社に出かけます。
神社の目の前には、大きなお城のお堀があって、お堀に沿って、それはそれは見事な桜が千本以上も植えられていて…
どちらかと言えば、お花見に訪れる人たちは、どちらかと言えば、そっちに行く人達の方が多いような気がいたします。
それでも、私は、神社の方が大好きで、いつも、お堀のほうではなく、神社のお花見に出かけます。

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★幸せの洪水の前で

(官能小説系は★をつけます。そんなに官能でなくても、それらしく感じられるものは★をつけます。読みたくない人はスルー。スルースキル発動してください)

*****

待ち合わせた場所へ、時間通りに彼は来た。

至って平凡で、どこにでもいそうな、中年前期の男。優しそうといえば優しそうだし、少し怖いといえば少し怖い印象の。そんなことは私にはどうでもよくて、ただ彼がとても欲しかった。

喉から手が出るほど

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登場人物紹介:【長編SM小説】 『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』

【長編SM小説】『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』

※「プロローグ」で書かれた内容とそれを補完する情報です。1話以降のネタバレになる情報は記載していません。

・藤崎裕実
中学3年生。身長157センチ。細身の色白で、長い睫毛に二重の大きな目。体毛も薄く、声変わりもしておらず、耳までかかる髪のせいもあって、女の子と間違われることもある。義母である麗子のランジェリーを着てオナニーをするものの、

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薔薇の花・2

「鏡の前はやだよ」

 思わず吐息をもらす私に容赦せずに交際相手の榊君は私の胸を触る。榊君は私を下着姿でホテルの洗面所の鏡の前に立たせて後ろから包み込むようにハグしてくれている。

「えー? いいじゃん、やなの?」

「嫌」

 わざと甘えた声を出す。榊君の右手の力が強くなる。

「何が嫌か教えて?」

「恥ずかしい」

「へぇ~、そうなんだ?」

 榊君は胸から手を放し、私のあごに指を添えて自分

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アイツは三十九歳にして、自分の性癖を、このワタシに熱く語るのです。

彼の下半身の一部は、見事なまでに子供のように皮膚にくるまれている。
俗に言う包茎。俗に言わなくても包茎。
この歳になるまで、よく恥ずかしくもなく、女を抱けるものだ…。
実は、ワタシはそんなやつと、今日、食事の約束をした。

待ち合わせの場所に徒歩で向かう道すがら、今日の昼、営業先の女子会に誘われて、のこのこと出かけていって、盛り上がっていた会話に入れなかった事を苦々しく思い出す。

彼女たちが熱を

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目次:【連載中・長編SM小説】 『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』〜登場人物

※まずは無料公開の「プロローグ」からお読みください。
※エピソードはマガジン『美少年マゾ地獄〜女体化処刑クリニック』にまとめられています。

☆登場人物紹介

プロローグ
1話・淫欲のナース服
2話・処刑台の「少女」【New】
3話・ブルーレイを見終わった麻里子は裕実に・・・

信心深い猫

いつもの散歩道の途中。
 小さな神社があります。
 この神社には、昔から、一匹の黒猫が住んでいます。
 この子は、とても感心な子なのです。
 昨今…
 町に暮らす人間でも、信心深い人は、めっきり減って、神社の前を通りかかっても、ろくにお参りもせずに、素通りしてしまう、罰当たりな人が多い中…
 この猫ちゃんは、毎日、御参りをかかしません。
 朝に夕に、神様の前で、深々とお辞儀して、手をあわせてお参り

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信心深い猫

いつもの散歩道の途中。
 小さな神社があります。
 この神社には、昔から、一匹の黒猫が住んでいます。
 この子は、とても感心な子なのです。
 昨今…
 町に暮らす人間でも、信心深い人は、めっきり減って、神社の前を通りかかっても、ろくにお参りもせずに、素通りしてしまう、罰当たりな人が多い中…
 この猫ちゃんは、毎日、御参りをかかしません。
 朝に夕に、神様の前で、深々とお辞儀して、手をあわせてお参り

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私の中のあの子

下着を引き下ろした剥き出しの下半身を扇風機の風が撫で回している。

大きく脚を広げて、右手の中指で、傷跡のような血のぬめりを持つ場所に触れる。

あの子と会いたいなぁ。
疲労しているのに眠れない時は、あの子のことを考える。

興奮して眠れない。

昂ぶった脳を、身体の疲労で眠りにつかせるために…。
想像であの子を使う。

「使う」という表現をしたのは、手伝ってもらおうと、言葉を選ん

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