多様性とか、個性とか言うけれど。

最近、多様性とか、個性とか
言われるようになってきましたが
みなさまは
このことに関してどのようにお考えでしょうか。

私は、いろいろ言われるようにはなっているけれど
みんなと同じであることが大事みたいなところは
あまり変わっていないのでは

と思います。

むしろ逆で
みんなと同じであることが大事みたいなところが
昔に比べて強くなってきているが故に
多様性とか個性とか
言われるようになってきたのでは
とまで思うぐらいです。

例えば、今SNSが普及してきて
発達障害に関係する情報も発信されていて
発達障害を知ることができる機会が
昔に比べて増えてきたと思います。
これはとても良いことだと思っています。

ですが
みんなと同じであることが
大事みたいなところはあるため
発達障害に関係する情報が増えてくると
多様性だから、個性を大事にする世の中だから
というような理由で
「みんなが障害を個性だと思うように」
みたいな世の中になるのではないかと思っていて
それも嫌だなと思っています。

理由は、障害者ではない人が
障害者の人に「個性だよ」と
押し付けたりするのが嫌だからです。
私は当事者ですがはっきり言って
そのような押し付けは不愉快です。
(同じ障害者の人であっても不愉快です。)

私は、障害を「個性」とか「障害」とか
あまり決めたくないと思っていて
そもそもそんなに
はっきり決められるようなものでもないと
思うんですよね。
もう少し曖昧な感じも受け入れてほしいものです。

私のように決めたくないと思うような人もいれば
「個性」だと言う人も
「障害」だと言う人もいるでしょう。
このように色んな人がいるということが
「個性」ではないのでしょうか。

多様性とか個性とか言うのであれば
私のように、自分の障害を
「個性」なのか「障害」なのかは決めたくない
というような考えも受け入れてほしいものです。

私は敢えて決めないことで
前向きに生きていけるような気がします。

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