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英語を話すには文法を身につけることが大切な理由3つ

英語を話す上で「文法は必要ない」という意見があります。

もちろん英語を話す目的はコミュニケーションをとることなので、「相手に伝わること」が一番重要です。
文法を気にしすぎて話せないよりも、多少のミスは気にしないで積極的に話すことのほうが、英語上達には大切かもしれません。

私自身、文法に自信がなくてうまく話せず落ち込んでいたときに、この意見に救われた経験があります。

しかし、基礎である文法を理解することは大切だと、私は思います。
なぜなら、私は文法から勉強を進めていき、確実に効率よく英語力をグングン伸ばすことができたからです。
この方法で、自分が話す英語が間違っているんじゃないかという不安がほぼなくなり、日常会話に困らないレベルになりました。

そんな私の経験を踏まえ、文法が大切な理由について紹介します。


文法を身につけることが大切な理由

文法を理解していれば、ひとつの文をアレンジして、他の状況でも使える文を作ることができます。
そうすれば作れる文の幅がグッと広がり、ストレスが激減します。

それでは文法を身につけることが大切な理由3つを、具体的に解説していきます。


①品詞を理解すると英文を作りやすくなる

文法をマスターする上で、とても大事なのが品詞です。

英語には名詞や動詞をはじめ、10種類の品詞があります。
それぞれの品詞の役割や、文章のどの位置に入れるのかを理解していると、悩むことなく英文を作ることができます。

単語を覚える際に、同時に品詞も覚えておくと効率が良いですね。

品詞の形にはいくつかルールがあるので、難しく考える必要はありません(例外あり)。

例えば名詞。
-tion/-ment/-ryなどが語尾についていれば、名詞である可能性が高いです。
・station, action, collectionなど
・condiment, document, paymentなど
・diary, library, bakeryなど

上記の法則をたくさん知っておくと、初めての単語に出会ったときも品詞を予想することができますよ。


②英文が立体的に見えるようになる

文法を理解していれば、英文は立体的に見えます。
それぞれの単語の重要度が分かる、区切りが分かるということです。

I went to the new restaurant with my friend yesterday.

太字の部分が分かれば大体の意味は理解できます。
読み上げるときは、太字の単語を強調して話せば意味は通じるということですね。

次に、塊で区切るとこのようになります。

I went / to the new restaurant / with my friend / yesterday.

息つぎをするなら、区切りの部分ですると自然に聞こえますね。

また、この塊は取り除けるものがあるので、状況に応じて表現の幅が広がります。

・いつ行ったかを秘密にしたい場合
 I went / to the new restaurant / with my friend.

・誰と行ったかを秘密にしたい場合
 I went / to the new restaurant / yesterday.

・全てを秘密にしたい場合
 I went / to the new restaurant.


③単語を入れ替えて簡単に英文が作れるようになる

品詞と塊を理解していれば、単語を入れ替えて文を作ることができます。
そして、どこにどの単語を入れられるのかが分かるようになります。

I went / to the new restaurant / with my friend / yesterday.

He went / to the big park / with his dog / in the morning.

形は同じなのに、全く違う意味の文章ができました。
英文を立体的に見られるようになれば、文を作れる範囲がグンと広がりますね。

レインボーマウンテン/ペルー

会話をするということ

以上が、私が文法を必要と感じる理由です。

私は中南米をひとり旅した経験があります。
中南米の公用語は基本的にはスペイン語ですが、私は全く話せません。
旅をしながら、数字とよく使う単語を少しずつ覚えた程度です。

それでも、ジェスチャーを駆使し単語を連呼すると、不思議と伝わるものです。
コミュニケーションを取ることはできます。
これは極端な例ですが、お世辞にも「会話」とは言えません。

もし、私がスペイン語の文法を理解していれば、現地の人たちともっと会話を楽しめたのだろうと思います。
旅の思い出も、もっと濃いものになっていたかもしれません。


あなたも英語を使って「会話」をしたいのであれば、文法を身につけることは必須です。

始めは遠回りに感じるかもしれませんが、文法の知識は必ずあなたの助けになってくれるでしょう。


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