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廃れる企業と敗戦国の共通点

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

毎年お盆の時期には戦争の記憶を風化させないために、色々な特集記事やドラマ・映画を目にします。

今年の夏も色々と目にしましたが、ある作家さんが戦争をテーマにした作品を執筆するために、
過去のことを調べていると、ある共通項を見つけたという記事がありました。

それは、敗戦する国の共通点について。

敗戦する国は、兵士や市民の生活が保てていないというもので、

国民は食糧が慢性的に枯渇しても、兵士はもっと大変だと言いながら我慢する。
兵士は兵士で兵糧が尽きて、最終的には水さえも確保できないくらいの状況に陥る。

まさに日本が辿った末路ですが、これを知って思ったことが、

「これ、会社でも一緒じゃない?」って思いました。

最近はわかりやすくやばい会社って少なくなりましたが、一昔前だと残業や休日出勤でとても普通の生活を送れないような会社も存在しました。
無茶なノルマを課す会社。それが引き金で不正を起こす従業員。などなど、色々な事例があります。

こうした事例に該当する企業は、無惨な末路を辿っていくことが多いのではないでしょうか。
無理が祟り、どんどん普通ではなくなって、おかしくなっていく。

世の中にはいろんな会社が存在していて、価値観もそれぞれなので一様には言えませんが、
従業員に無理を強いる企業はそういうリスクがついてまわるということだと思います。

皆さんの周りはいかがでしょうか?

私はかつて、おかしいことをおかしいと、声を上げることが難しい企業に勤めていたことがあります。
でも、中にいるとそもそもそのおかしさに気づかなかったりしますし、
気づいても目を伏せ、諦めて従う人が出てきたりします。

敗戦国が辿った歴史。おかしいことがおかしいと言えず、耐えて、我慢して、無理をして。
感覚が麻痺してしまって気づいた時にはもう手遅れ。なんてことがあるかもしれません。

企業活動はそれ相応に大変で、そんななかで、時としておかしな方向に進むことはあるかもしれません。
ですが、それが続くと敗戦国と同じことになるんだろうなって思うわけです。
こういう事例から学びを得て、違和感に気づけたり、対策ができたり、声をあげることができたらいいですよね。
もし、このnoteを読んで何かしら思い当たることがあったなら、
ぜひ周りの人に話してみてください。

余談ですが、今まで戦争をテーマにした作品で衝撃を受けたのは、スピルバーグ、トムハンクスが監督を務めた映画「Pacific」です。
第2次世界大戦をアメリカ側の視点で描いた作品で、日本ではあまり馴染みのない内容になっていることと、
この作品を見るといかに戦争が残酷かを思い知らされます。皆さんにぜひ見てもらいたいのでご紹介しますね。

また来週お目にかかりたく思います。

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