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結婚式のスタイル変革:テレワーク時代の人間関係とは

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletのサコガシラです。

先日ある新聞記事を読んでいてハッとなったのですが、内容は結婚式について。イマドキの結婚式は少人数で豪華にするというもの。

リクルートブライダル調べによると、招待客単価は10年で6割も上昇し、よりいいものを召し上がっていただく、いいものを飲んでいただくといった変化があるようです。

一方、コロナ以前の招待客の人数平均は70人前後だったものが、22年度には49人に変化したとのこと。

その中身についてが実に興味深く、減少した招待客の多くは職場関係者が正体だそうな。

その記事には、テレワークや転職も当たり前になって付き合いで職場の人を呼ぶ意識が薄まったと書いてありました。

転職が一昔前からすれば当たり前になったことで、披露宴で上司にスピーチをお願いして、数年後にあっさり転職というのは良心の呵責があるのではと考えると、非常に合点のいくデータだなと思います。

私が結婚したのは約15年前。私も職場関係の方に招待を出したりして、気を揉んだ記憶があります。幸い非常に満足のいく結婚式・披露宴になって、職場が変わった今でも、当時参列頂いた職場の上司や同僚、仕事関係の方とは定期的に食事に行くなどの交流があるので、きてもらってよかったと今でも思います。

私の昔の話はひとまず置いといて、この変化って結構深いものがあるなと思うのです。

この変化が深いのは、単なる結婚式のスタイルの変化だけではなく、社会の構造や人間関係の変化をも反映しているからです。

まず、テレワークや転職が当たり前になったことで、職場という「場所」の意味が変わったんでしょうね。かつては長い時間を共にする同僚や上司という存在が、人生における重要なつながりであり、それが結婚式の招待リストにも反映されていました。しかしこの変化は仕事を共にする人々との関係を構築しなくても問題ないとの判断の上で行われているとすれば、職場においての人間関係のこの先どんどんを気薄になっていくでしょう。

結婚式は一種の社会的イベントであり、その形態が変化することは社会の変化を反映しているように思います。
テクノロジーの進化によるや働き方の変化からの個人主義の拡大など、様々な要因がこの変化を後押ししていますが、この先どうなっていくのか注視したいと思います。

イマドキの若者は、煩わしいものはNoということなんでしょうね。
しかしその煩わしさに中にもいいことがあった世代の私からすると、少し寂しい感じがします。これがおじさんってことなのか。

でも結婚式の満足度については過去最高なんだそうで、、
人間って難しい、、

今週もお読み頂きありがとうございました。
また来週お目にかかりたく思います。



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